
こんにちは、丸安毛糸の寺尾です。
この記事を書いているのは2023年の11月上旬なのですが、僕は驚いています、この気温の暑さに、、、
ジャケットを羽織って、コーデュロイパンツでも履いて楽しみたいと思い描いていたのですが、この気温でそんな格好をしようものなら「サウナに入ってきた?」と聞かれるぐらい汗をかいてしまいます。
顔から滴る汗が服に付いて汗ジミになるのは嫌ですよね、、、
だがしかし!!!
今から紹介する撥水糸(プルーフプラスシリーズ)なら、そんな汗も弾き返してくれます
目次
全品番共通プルーフプラスシリーズの特徴について
☆まずは最大の特徴である撥水機能について。
こちらの画像をご覧ください

見てください、この撥水力をッッッ!!!
画像では伝わりづらいのですが、編地を少し傾けるだけで水滴がドラゴンクエストに登場するスライムの様にぶにょぶにょ形を変えながら編地上を移動します。
☆次に防汚性能について
このように水をはじくことから、水溶性の汚れに関してもある程度効果があります。
これでブルーボトルコーヒーでうっかりコーヒーをこぼしてしまった際に、服が茶色く汚れてしまう事を回避出来ますね。
☆最後に速乾性について
撥水をする=そもそも保水率が低いという事から速乾性にも優れております。
あえてデメリットをいうと吸水性があまりないともいえます。
その場合、ニットの特徴として裏面には吸水能力のある機能糸や、綿素材を裏面にプレーティングするなどのアイデアが有ります。
プルーフプラスシリーズのご紹介
シリーズと銘打っているだけあり、品番数がいくつかございます。
Proof PLUS β30を除きエコタイプの糸も存在します。
Proof PLUS α/Proof PLUS ECO alpha
シリーズの中では一番細番手である1/60の糸です。
ハイゲージ、多色ジャカードの際に厚みを抑えたい企画向け
Proof PLUS αとの違いは、番手とカチオンポリエステルが使われている点です。
番手に関してはこちらが1/30と倍太く、カチオンポリエステルが使われていることで片染め(杢調の表現)が出来ます。
カチオンポリエステルとは一体、、、
説明致しましょう!!!
一般的にポリエステルは130℃以上で染める必要があります。
一方で、100℃以下でカチオン染料を使用して染める事を可能にする加工を施したポリエステルの事をカチオンポリエステル糸と言います。
つまり、100℃以上で染まる部分(カチオン部分)と、そうではない部分で染分けが出来ることにより杢っぽい表情の糸に仕上げることが出来ます。
Proof PLUS stretch/Proof PLUS ECO stretch
こちらは撥水機能に更にストレッチ性(伸縮性)を持たせた糸です。
糸にクリンプをつけることによりストレッチ性が増すことに加えて、空気を多く含むことから軽く、また形状安定性が高まり柄立ちが良い側面を合わせ持ちます。
今まではポリエステル100%素材でしたがこちらはGOTS認証の綿が35%含まれている糸です。
綿の風合いが加わることでポリエステル100%はちょっと、、、って方にも手を伸ばしやすい糸になっています。
こちらは綿100%の撥水&GOTS認証の糸です。
化繊はちょっと、、、って方にオススメです!
まとめ
撥水機能のある糸は非常に珍しく、色展開も多いので活用の幅が広いと思います。
スポーツ、アウトドアなどのシーンで突然の雨に打たれても大丈夫な為、ブルゾンタイプの製品なんかも良さそうだなと思っています。
実際に撥水する姿を見ていただくと感動を覚えるので是非一度ご覧になってください。