長年の人気者”PUFF" ブークレヤーンの優れた特徴

  • ニット糸の取り扱い方法

パフ15-16AW

 

みなさんおはこんばんにちは松井です

 

間も無くゴールデンウィークを迎えますが、皆さんはどのように過ごされますか?私は久しぶりに実家に顔出したりしながらのんびりしようかなと思っています。さて、本日は久しぶりに素材を1点ご紹介したいと思います。

目次

  • 長年の人気者”パフ”
  • パフの活用方法

 

長年の人気者”PUFF”

パフという糸名の素材が丸安毛糸にはあります。数多い糸のラインナップの中でも最も古くから展開が続いている糸の一つです。この糸は防縮のエクストラファインウールをブークレ形状にした糸で、ブークレヤーンとはループヤーンよりループの一つ一つが小さい物を指します。

風合いの特徴としては、糸を触っても芯を感じずとても柔らかで軽さがあります。これは撚糸ではなく紡績ブークレというこの素材ならではの製造方法による特徴で、一方撚糸で作ったブークレは編地に多少張り感が生まれ糸にコシが有り、また違った良さを生みます。

 

 

PUFFの活用方法

このパフという素材 とても軽く暖かな風合いを持つ素材なので もちろんそのまま使用頂いても充分魅力的な商品が作れます。ですがこの糸形状や軽さを活用した場合 こんな編地仕様の商品企画の展開が可能です

 

IMG_0976

 

この写真の編地はパフの糸のみで3色ジャカードで柄を作っています。ゲージは7Gで このパフの番手は1/14ですので少し度目が甘く入りそうな印象を受けますが ブークレヤーンと立体形状な糸なことから編地に頼りなさは全く無く、かつ編地に空気感を多く含みふんわりとして驚くほど軽く上がります。

 

IMG_0975

 

そしてこちらの編地です。こちらも上と同じジャカード柄の編地ですがこちらは共糸ではなく 黒の部分はレーヨンのストレッチ糸を使用しています。黒い箇所のみが伸縮性を持ち 縮む作用を起こすことからパフを使用している白い箇所が膨れて柄が立体的に浮かび上がります。

 

 

この2つの編地は軽さと適度な編地の厚み そして落ち感の少なさからコートなどの商品企画にも最適です。是非まだまだ商品企画はこれからが本番の秋冬後半戦 是非ブークレヤーンで素敵な商品企画を考えて下さい

 

 

では