その人の特徴を掴んで一人前のビジネスマンに育てよう!\(^o^)/

  • 仕事に役立つ豆知識

あじさい

おはようございます~ ヾ(o´ヮ`)ノ ☆彡 丸安毛糸 事務の小椋です^^♬

雨不足で梅雨なのにカラカラだった東京の水がめにも、お湿り程度ですがやっと雨が降り始めました。

先日、車ビュンビュン通る清澄通りの道路脇にもとてもキレイな紫陽花が咲き誇っていて、都会の草花は強いなぁ!と感じたひと時でした(^_^)♬

 

さてさて、先日までTVドラマで『ゆとりですがなにか?』というドラマを放映していましたね。でも今は一歩進んで『さとり世代』と言われる方々が会社に入ってくる時代となってきました。さとり、ゆとり、言葉は非常に似ていますが何がどう違うんでしょうか?

簡単にまとめるとさとり世代とは「欲がなく現実を悟った現代の若者世代」の事を言うのだそうです。

さとり世代は生まれた時から不況の時代だった為、物心ついたころから「安定」が求められていた時代なのだそうです。

その特徴としては、

  • 物欲がない
  • 自動車に乗りたいとか海外旅行に行きたいとか、ひと昔前の若い世代が憧れていたような欲がない
  • 服や食べ物は、良質で安価なものを選ぶ
  • 分からない事があればすぐにネットで調べる
  • 面倒くさい人間関係は避ける
  • 積極的に恋愛もしない

 

…などが挙げられるようです。

つまり彼らは“コスパ(=コストパフォーマンス)と安定”を求める世代なのです。

仕事は見て覚えなさいと教えられてきた、世代の私には正直どうやって教育していったらいいのか皆目見当が付きませんでした(>_<)

 

しかし、世代云々よりも実際には、個人が元々持っている性格や資質、その会社・部署の環境、上司・先輩や上司の指導の方がはるかに重要なのではないでしょうか。

新入社員の指導を行い、彼らの成長のサポートを行っていく過程では、「世代の離れた新入社員の気持ちが理解できない」「新人たちとのコミュニケーションがうまくいかない」という壁にぶつかる事もあるでしょう。

この記事では、彼・彼女たちの気持ちをより理解し、さらに手厚いサポートを行っていく上でのヒントにするという意味で、あえて「さとり世代」「ゆとり世代」という考え方を基に、新人指導の方法のポイントを紹介したいと思います。

 

「ゆとり世代・さとり世代」の新人育成方法

 決めつけない

学生から社会人になった時は、誰でも必ず、その環境の違いに慣れる為の時間が必要です。伝えたい事を上手く伝えられないという人もたくさんいるでしょう。

ですから、新人のミスやできない原因を、勝手に決めつけて判断してはいけません。「これだからゆとり世代・さとり世代は」という言葉もNGです。

彼らも聞き飽きている言葉でしょうし、心の中では“面倒くさい先輩だなぁ”と思われてしまうかもしれません。最初のうちに心を閉ざしてしまうと、その後から信頼関係を築いていくのには時間がかかります。

質問する

新人と一緒に仕事をしている中で、“なんでこんな事もできないんだ”と思う事があるでしょう。ミスをしたり、ハッキリしない態度を見て、時には怒鳴りつけたくなる事もあるかも
しれません。しかし、そこはグッとこらえましょう。新人を責めても何も始まりません。なにせ新人なのですから。そんな時は、質問をするように心がけましょう。しかも、質問の仕方も重要です。

なんでこんな事もできないの?」というのは、質問になっていません。「すみません」と言わせているようなものです。

「何が原因だと思いますか?」
「その理由はなんですか?」
「次回はどうすればできると思いますか?」
「その為に、何を改善したらよいと思いますか?」

・・・というように、相手に考えさせたり、気づきを与えられる質問が「よい質問」です。

傾聴する

傾聴とは、ただ「聞く」のではなく、相手の話に興味や関心を持ち積極的に「聴く」スキルの事です。傾聴により、話を聴いてもらえた相手は“自分の事を理解してもらえた”という気持ちになるので、相手との信頼関係を築きやすくなるのです。新人に自分の指導を聴き入れてもらうには、まず、新人の話を聴いてあげましょう。新人の話を聴く時は、“何いってるんだ?”と思う事もあるかもしれませんが、話の途中で遮ったり、否定をしたりしてはいけません。「うん、うん」と相槌を打ってあげたり、相手の目を見て話を聴いてあげる事で、“真剣に聴いていますよ”という気持ちを伝えましょう。

考えさせる

はじめからすべて答えを出してあげるのではなく、時には、自分自身で考えさせる機会を作りましょう。もちろんゼロから考える事はできませんから、ところどころヒントを与えてあげて、ゴールへ導いてあげましょう。自分で考える力をつけてあげるのです。考えさせる為には、先輩が「傾聴」や「質問」を繰り返し行い、新人が独力で答えを導く為のサポートをしてあげましょう。「誰でもできる仕事」だからと言って、ただやり方だけを教えているだけでも悪くはないのですが、自分で考えるクセがつけば、成長のスピードが早くなります。新人の成長は、自分自身の成長と考え、根気強くサポートしてあげましょう。

比較しない

「ゆとり世代」「さとり世代」は、よく「比べられる事を嫌う世代」だと言われています。また、周囲の目をよく気にするのもこの世代の特徴です。「人と同じ」がいいのです。

“運動会で全員が一緒に手を繋いでゴールをする”という嘘かホントか疑うような話が話題にもなった世代です。「同期のあの人はできるのに、なぜ○○さんはできないの?」なんて言うのは絶対NG。また、上司あるあるですが「俺の頃はこんなに大変だった。今の若い奴は…」というアピールも、誰にもメリットがありませんので発言には注意しましょう。

ほめる

日本人は照れ屋な気質がある為、相手を褒めたり、逆に褒められたりする事が苦手と言われています。本当にそうでしょうか? 誰でも、ほめられたら嬉しいですよね?

新人のやったことが上手くいった時には、どんどん褒めてあげましょう。また「ほめる」という指導法は、逆に注意したり、ミスを指摘したりしなければいけない場面にも有効です。人間誰でも、怒られたり、ミスを指摘されているばかりでは、面白くありません。やる気もなくなってしまいます。「こういう部分はすごくよかったよ。あとは、この部分が課題だね。」・・・というように、最初に褒める事で、その言葉がクッションとなり、指摘しにくい事もスムーズに行う事ができます。

指導を受ける側も、全てを否定されたわけではないという安心感があるので、モチベーションを下げずに、課題や指摘事項を受け容れる事ができるのです。

こんな時も、「褒める」は使えるのです。

叱る

新人が怠けていたり、社会人として間違った事をすれば、時には叱る事も必要です。しかし、叱る事はとてもリスクが高い行為です。ここで知っておいて欲しいのが、「怒る」と「叱る」は違うということ。

怒る」は、自分の感情に自分が支配されて、相手のことを見ることができていません。
叱る」は、自分ではなく相手のために相手の悪かった点を注意することです。

先輩としての威厳を見せる為に“怒鳴ったり”するという行為は絶対に避け、厳しく指導を行う場合は1対1の場で行いましょう。「ゆとり世代」が社会人になり始めた時期、その特徴として、「怒られる事に慣れておらず、ストレス耐性がない」とよく言われていました。「さとり世代」も「ゆとり世代」とほぼ同義、もしくはその延長という定義づけなので、そのような特徴があると言われています。また、最近では、学生のアルバイトにも「ブラックバイト」という言葉があるように、彼らは、自分たちの労働環境に対してとても敏感です。真剣に指導した(つもりだった)自分が、逆に会社の悪者扱いされないように注意しましょう。

お手本を見せる

新人指導は、「指導をする」という事が目的ではありません。指導をして「できるようにしてあげる」という事が本当のゴールです。「指導する」だけなら、正直、誰でもできます。それなのに、できない後輩の愚痴ばかり言っている同僚があなたの周りにはいませんか?後輩ができるようになるために、まずは自分が手本を見せることが大切です。自分ができないのに後輩を指導できませんよね。まずは自分自身が(やってみせ)お手本を見せ、丁寧に指導を行い、できたら褒めてあげなければ、部下は動かない時代なのです。仮にこれから社会人になる2年目の方でも、後輩を率いる立場の人間になるので、その責任はとても大きいものです。新人が結果を出せない場合、その原因や責任は、他の誰でもなく担当しているあなたにあると考えましょう。後輩ができるようなるために、一緒に考え、悩み、突破口を見つける。そんな先輩が尊敬され、もっと教わりたいとも思われるのです。

ゆとり1人を育てる事が出来るようになってこそが社会人として一人前!!!

皆さんが新人指導を一人前に行えるようになり、尊敬される先輩・上司として社内での評価がますます上がりますようにo(^▽^)o☆.。.:*・