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ニット原料の原毛

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こんにちは丸安毛糸素材部の田崎です。

 

お盆休みも終わり通常業務に戻りました。

皆さんはどちらかへ遊びに行かれましたか。

私は秋田の秘湯、乳頭温泉鶴の湯温泉へ日帰り入浴へ行き、リフレッシュをしてきました。

ちょっと足を延ばして玉川温泉と田沢湖も観光をしてきました。

両脇の建物は湯治場で正面の奥に露天風呂があります。

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水深、透明度が日本一の田沢湖に立つ辰子姫の像

 

暑い暑い夏も終わりが近づきましたね。 今年ももう残り4か月、来年に向かって頑張りましょう。

 

さて、今回のブログはニットの原料について書いてみます。

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よく使われるニット原料(原料の基本)

ニット素材に使われる原料には、大きく分けると天然素材と化学繊維があります。

天然素材とは、自然界にある植物の繊維や、動物の毛のことです。

これら天然繊維は、長い年月を掛け、生産性と品質の向上を目指し、今も改良を重ねています。

 

また、化学繊維は、貴重な繊維であるシルクを人工的に作りたい と言う思いから開発されました。

天然繊維を目標に研究をされた化学繊維は、今では天然繊維を凌ぐ物まで作られ、さらに研究が進められています。

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これは、天然繊維である獣毛繊維の、アンゴラとアルパカの原毛です。

 原料を知り使いこなそう

まずは原料の特徴を知ることが大切であり、大きく分けると3つのポイントがあります。

 

1)原料の品種を覚えよう

同じ原料でも取れた場所によって違いがあります。

羊は、広い大地で牧草が豊富だと太い毛になり、環境が厳しく牧草も少ないと身を守るために細く長い毛になります。

化学繊維も用途に応じて、太い物と細い物を作り分けています。

 

2)原料の特徴を知るようにしましょう

原料の一つ一つに特徴があります。

風合い、軽さ、光沢、強度、収縮、耐熱、吸収性、速乾性、耐光性、防虫性などなどがあります。

それらを知り使い分けてください。

 

3)原料の形状を知り、使いこなそう

原料によって形状が違いますので、それを利用しましょう。

天然原料は自然に、化学原料は人工的に作ります。

たとえば、断面を切った時に丸ければ、ヌルミがあり風合いが良くなります。

逆に、三角や星形の様に凹凸があればさらっとした清涼感が出ます。

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リネンの原料とラミーの原材料

まとめ

今回は原料についての品種、性能、形状の違いを知って頂きたく書かせていただきました。

原料の特徴を理解をしていただき、ご希望の製品作りに役立てて頂ければ幸いです。

次回からは、原料についての、もっと細い説明を進めていきたいと思います。

また、ご質問等がございましたら、そちらを優先していきますので、遠慮なくお問い合わせください。

最後までお付き合いを頂きありがとうございました。

記事を書いた人

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田崎 一秀

東京都墨田区、スカイツリーの近くで生まれ育ち、現在は埼玉県三郷市に移り住む
趣味は草野球とヘラブナ釣りで、草野球歴は39年、走るのが辛くなりました。最近は近所の川での釣りをすることが多くなりました。
昭和33年生まれ、牡牛座のAB型

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