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梅雨も終盤に差し掛かりましたが、今年も甚大な被害が出てしまいました。謹んでお悔やみを申し上げます。

この後は猛暑の夏がやって来ますので、体調を崩さないように注意をしてください。

ニットの季節である秋が早く来てほしいと思っている、丸安毛糸の田崎です。

 

今回はニットの原料である繊維を種類別に、分類紹介をしていきますので最後までお付き合いをお願いいたします。

目次

  • 目次1 繊維原料の大別
  • 目次2分類と主原料
  • まとめ

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繊維原料の大別

大きくは天然繊維と化学繊維の2種類に分けることが出来ますが、天然繊維の中でも植物繊維と動物繊維に分かれ、化学繊維は再生繊維、半合成繊維、合成繊維に分類されます。

 

分類と主原料

天然繊維

1、植物繊維

種子毛繊維

綿

靱皮繊維

亜麻または苧麻→リネン、ラミー

 

2、動物繊維

獣毛繊維

羊毛 = ウール

山羊毛 = モヘア、カシミヤ

らくだ毛 = キャメル、アルパカ、ビュキューナ、ラマ

兎毛 = アンゴラ

繭繊維

蚕 = シルク

 

化学繊維

1、再生繊維

セルロース系

コットンリンタ(主原料) → キュプラ

木材パルプ(主原料) → レーヨン、ポリノジック

木材パルプ(主原料) → 指定外繊維

2、半合成繊維

セルロース系 → パルプ+酢酸(主原料) → アセテート、トリアセテート

3、合成繊維

ポリアミド系 → 石油(主原料) → ナイロン

ポリエステル系 → 石油(主原料) → ポリエステル

アクリロニトリル系 → 石油(主原料) → アクリル

 

まとめ

今回はニット用の素材原料の大別、分類、動物の種類別や主原料、そして呼び名で分けましたが、この他にも色々な動物の毛や化学繊維も多くあり使われています。

ここでは一般的に使用をされている繊維を分けさせていただきました。

繊維の大きな特徴の一つに、天然繊維の毛であればマイクロ、化学繊維であればデニール、デシテックスと云う繊維の太さを表す単位があります。数字が小さければ細く、大きくなるほど繊維が太くなります。たとえばモヘアを例にしますと、細い繊維の物は風合いも柔らかく肌触りが良く、太い物は張り感が強く素肌にちくつきを感じてしまいます。ただ、細い物は柔らかすぎてシルエットが出しにくく、太い方が形が作りやすい原料になります。細い原料はインナー用として、太い原料はアウター用にご使用することをお勧めいたします。
化学繊維も同様で細いと風合いが良く、太いと清涼感が出ます。

個々の100%原料で分類をしていますが、他原料と混紡や撚糸をすることで相乗効果があり、風合いや強度を良くすることも出来ます。

興味を持っていただき、色々な原料や素材を使っていただければ幸いです。

 

今回も最後までお付き合いを頂きありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。

記事を書いた人

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田崎 一秀

東京都墨田区、スカイツリーの近くで生まれ育ち、現在は埼玉県三郷市に移り住む
趣味は草野球とヘラブナ釣りで、草野球歴は39年、走るのが辛くなりました。最近は近所の川での釣りをすることが多くなりました。
昭和33年生まれ、牡牛座のAB型

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