ベーシックなニットだからこそ、細部までこだわりたい!その2

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夏はあっというまに過ぎてゆく
このところ台風の接近やらで、猛暑も一休みですが
9月を前にして、秋がすぐそこまでやって来ているような気配
短い夏を満喫して、よい想い出をたくさん作って下さいね。

前回に続きベーシックなニットだからこそ、こんなところにもこだわりたい!

はじめの写真は1970年代を感じさせる
ニットならではの一体成型で編み上げられたフレンチトップス
ショルダーからネックのラインがなんとも愛らしい。

さて今回は、ギャザリングのお話し

ギャザリングとは、布帛やカットソーでもおなじみのギャザーのこと
ミシンでギャザーを作る場合も、一方向に生地を寄せ縫い合わせしますが、、、
では、ニットの場合はどのように編み込んでギャザーを入れるのか?

ギャザリングは、編み目通しを重ね合い減目する方法になります。
写真は、1コース上で均等に減目された編地で、
ようするに3目あるものが目移しされ1目になる。
この方法を用いることで、編み出し側が300本あるとすると
ギャザリングすることで、編み終わり側が100本(三分の一)程度までになります。

次は、1コース上だけで減目すると寄り方がきつくなるので、、、ふんわか
自然なギャザーを入れたい場合は、2か所に分け減目する方法もあります。

編み目を引いて透かしてみると、上下均等に目移しされているのがわかりますね。

編み上がった編地はとても自然なボリュームつけ、やさしい仕上がりになっています。

ギャザリングは、ワンピースはもちろのこと、ベーシックなトップスの
アクセントとして、袖や肩先にも部分的に用いることができるので
是非取り入れていただきたいテクニックのひとつですね。

まとめ

ベーシックなニットだからこそ、素材にこだわるのも良し
ベーシックなニットだからこそ、細部までこだわりぬくのも良し
あなたは、どちらともこだわる派ですか?