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皆さん、こんにちは!今日もフルマックスのやっしーです。もう、すっかり秋の気候になりました。
急に寒くなったので、店頭でニットが好調!!という話を耳にしたりしなかったりする今日この頃です。
このまま寒くなってくれると業界的にはありがたいですよね!

さて、今回は日本独自の素材、【ベンベルグ】についてです。以前のブログで【キュプラ】について書いたのですが、

【ニット素材】キュプラの特徴をご紹介します!!

その際には、ベンベルグについて書いていなかったので本ブログでは、旭化成さんのベンベルグの資料を基に、ベンベルグとは何かをご紹介していきます。では、どうぞ!!!

目次

  • ベンベルグとは?
  • ベンベルグはエコロジー
  • 最後に

 

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ベンベルグとは

ここまで、前回のブログでは「キュプラとレーヨンを比較しました」と言ったり、「今回はベンベルグを紹介します」と言ったり、ベンベルグ?キュプラ?どっちなの?!あなたは何が言いたいの?と思った方も少なくないと思います。
ベンベルグとは商標で、キュプラとは原料名だからです。ベンベルグ=キュプラという事になります。
でも、キュプラの中には、ベンベルグ以外にもあるんじゃないの?ベンベルグ=キュプラになるのはなぜ?その点もこの後説明しますので、読み進めて頂ければとおもいます。
まずは、ベンベルグの誕生についてのお話からです。

ベンベルグが誕生したのは、19世紀後半のドイツでした。J.P.ベンベルグ社が開発に成功し、旭化成がその技術を1982年に日本へ持ち込み、3年間の研究を経て、日本で初めて生産に成功をしたようです。前回のブログでキュプラの原料はコットンリンターとお話ししました。よって、ベンベルグの生産は、このコットンリンターを世界中から集めるところから始まるのですが、綿実から綿花を取った後にわずかに残る短い繊維を紡いでいるので、高い技術はもちろんの事、独自の原料の手配も欠かせません。現在、キュプラを生産しているのは、世界で唯一、旭化成のみとなりました。
旭化成が生産しているキュプラはベンベルグですので、ベンベルグ=キュプラとなる訳です。

ベンベルグはエコロジー

前回のブログに書いた以外にも多くの優れた点がベンベルグにはあります。中でもベンベルグは環境にやさしいピュアな再生繊維です。今、ヨーロッパでは、エコロジーがトレンドワードに上がってきており、裏地以外の用途でベンベルグを使われているブランドが増えているようです。
前回のPitti Filatiでも各ブースのエコロジーを意識したような装飾が印象的でした。

今後、このエコロジーブームは、世界に広がって行くのではないでしょうか??

 

最後に

今回は、ベンベルグの誕生とエコロジーの広がりについて書いてきました。
ベンベルグには、優れた点がたくさんあるので、また次回もベンベルグの特徴についてお話ししたいと思います。

今回は、旭化成のベンベルグのパンフレットを基に記事を書きました。

それではまた次回も宜しくお願いいたします。

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丸安毛糸 編集部

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記事を書いた人

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