とっても高価なニット素材セーブリッチを軽~く編むコツ教えます!
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2017/11/7
- (更新日:2020/6/27)
こんにちは。
さて、今回は、とっても耳寄りなお得なお話し
弊社が取り扱っている素材のなかで、もっとも高価な【Sabrichセーブリッチ】
Cashnere80% Sable20% たぶん皆さまもご存じのはずですが、、、
1kg@19,700~では、使いたくてもなかなか使えない!!
そんな皆さまのリクエストにお応えして、、、値下げはしません・・・(笑)
そこで、編み方をひと工夫することで、糸を使うグラム数を軽減し
コストを抑えられ、見えかたも新鮮で、 一石二鳥なんです!
はじめのスワッチは、ミラノリブのような表情をしていますが、、、
実際は天竺編みで、編み目の強弱を上手くつけています。
ひと目ごとに(Sabrich)とストレッチ糸と交互に編んでいるだけなのです。
よくドロップ編みとかでも表情変化をつけられますが、やわらかく
膨らみがある素材は、ダレや型崩れの原因になりがちです。
そこで、上下(Sabrich)の編み目をストレッチ糸でしっかりつなげあわせることで
編地が安定し、また高価な素材を使っても使用量を軽減できる。
ちなみに7GG編地の大きさ(丈31cm巾26cm)で、たったの17gなので
10枚もあれば、ちょっとしたトップスができあがります。
次は、リブ組織
凸凹になるので、どうしても重たくなりがちですね・・・
そこで考えたのが、5X4リブで(表目5本X裏目4本)
裏目側4本のうち、2本を編まない針抜き状態(スレッド)にすることで
使用量を軽減させることができます。
ちなみに写真左側5X4(2本針抜き)と、右側が通常リブ編みと
重さを比較すると、なんと20%も軽量したことになります。
透かしてみると、こんな感じに、、、
メリットは、見た目はリブのようだが着用感は天竺に近いこと
着用しても透け感が気にならない。
リブ編みと違って、きゅっと入り込まないので、新鮮な感じです。
裏側をみるとこんな感じになってます。
裏側を表にして着用するのもよいかもですね。
まとめ
高価な素材でも、ちょっと編み方を工夫するだけで、効果覿面(てきめん)に
コストを抑えられますので、是非試してみて下さい。
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