この素材をつかったら新しいニットができるかも?!

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明けましておめでとうございます!!丸安毛糸の八嶋です。お正月に、食べて寝て食べて寝てを繰り返していたら、すっかり太ってしまいました。なまった体を動かさないと!もう、、デブが止まらないっっ!!

それでは、本題に入ります。珍しい素材シリーズです。今回は、ポリプロピレンについて触れていきます。みなさんポリプロピレンってご存知ですか?基本的に衣料用では使われないので、聞き覚えのない方が多いかもしれません。この記事の目的は、そうです。衣料に馴染みのない素材を紹介することであなたのクリエイティブな感性を刺激する!!ことです。どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。

目次
  • 石油の排ガスから生産
  • ポリプロピレンの特徴
  • 最後に

石油の廃ガスから生産


ポリプロピレンの製法は、1955年ミラノ工業大学のナッタ教授によって確立され、日本には1960年に製造技術が導入され、生産を開始しました。原料は石油を作る際に多量に副生されるプロピレンという物質で、これを元にポリプロピレンを作ります。
ポリプロピレンはデビュー当時【夢の繊維】【最後の合繊】などと騒がれたようです。石油の廃ガスからできて、水に浮くほど軽く、さらに強いといった点ではまさに夢の繊維と言えました。
とても優れた面を多く持っているものの、、衣料素材に要求される性能が欠けていたため衣料用としては花開きませんでした。。。
そんな産業用が主力のポリプロピレンの特徴をまとめるとこうなります。

ポリプロピレンの特徴

軽くて水に浮く
あらゆる繊維の中で最も軽く、水にふわっと浮きます。

強い
非常に強く、最も強い繊維の一つです。水に濡れても強さは全く変わりません。

水を吸わない
ほとんど水を吸わないので、洗ってもすぐ乾き、濡れても重くなりません。

薬品に強く虫やカビの心配がない
強酸、強アルカリなどの薬品にとくに強く、虫やカビの心配がありません。

ポリプロピレンが衣料用に広まらなかった理由
優れた点がいっぱいあるポリプロピレンですが、熱に弱く、染めにくい、紫外線に弱い。と、欠点も多いんです。いろいろと改善に向けて工夫をしたようですが、衣料用には十分でありませんでした。

一方、産業用では漁網、ロープ、ベルト、テントなど様々なアイテムから引っ張りだこです。

最後に

いかがでしょうか?皆さんのクリエイティブな感性に火をつけてしまったのではないでしょうか?!産業用に使われている資材などには、衣料用に使ってみると面白いものが眠っているかもしれませんね。