ニットの冬はバチッといたい静電気の秘密
- 生活に役立つ豆知識
- 投稿日:
- 2018/1/22
- (更新日:2020/6/27)
みなさんこんにちは松井です
1月も中頃 新年の気配も薄れいよいよ本年も本格的に始動という感じでしょうか?
この時期は冷えも勿論ですが、最も空気も乾燥している時期ですので風邪も流行っているようです。インフルエンザも猛威を早速振るっているようですからみなさんうがい手洗いなど予防対策を心掛けましょう。
さて今日は、寒くなったこの時期 空気が乾燥すると風邪も気になるところですがセーターの視点からだと”静電気”も特に気になる時期です
私が静電気が起こるシーンで最も嫌としているのが
駅の外ホームで暖を取る為、暖かい部屋に入ろうと引き戸を開けようとスチール製のノブに手を出した瞬間にバチッとする瞬間で。来ると分かっていて恐る恐る触っても必ずといって良いほど起こるので本当に嫌なもんです。
この”静電気”を私達のニット業界では”ファスナー現象”と呼びます
知っていますか?ファスナー現象
ファスナー現象というのはセーターを広げて置いた際に 前身頃と後ろ身頃が貼りついたような状態を言います。
この原因の主には”静電気”と ”繊維のひっつき”の2つの要素のどちらか あるいはその両方で有る場合がほとんどであるといわれています。
このファスナー現象 原因の主が仮に”静電気”だと特定出来た場合次の2つの対処法が有効的と言われています
1.糸の染色時に助剤として「静電防止剤」を投入して頂く
2.製品自体にスプレー式の 静電防止剤を吹き付ける
1の場合はサンプル時にファスナー現象が確認された場合 量産の糸の染色時に染工所に静電防止剤を打って欲しい旨を伝えることで対処頂けます。2の場合は市販されているスプレー エ○ガードなど製品に噴射するというもの
私の経験ではどちらも軽減される程度はほぼ同じのように感じますが、前者のほうが一緒くたに加工してしまえる分 効率的のように思います。
ではまた次回