知っているようで知らない糸のお話(染め方)②
- 繊維と糸
- 投稿日:
- 2014/12/15
- (更新日:2020/6/27)
こんにちは。
友人がワカメを育てるお手伝いをしているので、今年も植え付けに参加してきた営業事務の小柳です。
今年はあいにくの雨でワカメに付ける札作りのみで、植え付け作業ができず残念・・・
予定より早く終わったので、カップヌードルミュージアムへ足を運びました。
チキンラーメンから始まるインスタントラーメンの展示や、インスタントラーメンの父である安藤百福(←縁起の良い名前ですよね!)のヒストリーを聞いて驚きがあったり、世界で一つのMYカップヌードルを作ったりと充実した時間を過ごしました。
次回は、チキンラーメンを作りしに行きたいです。
糸の染色工程を知っていますか?
カップヌードルができるまでに、麺や具材を入れたり蓋を閉め外装をビニールで覆ったりと作業工程があるように、糸の染色にも染め工程があります。
弊社がお世話になっている染工場では「カセ染め」と「チーズ染め」という方法で糸染めをしています。
普段仕事で、「カセ染め」と「チーズ染め」と口にはしているけど、染め方の工程で何が違うのか曖昧な部分あったので調べてみました。
カセ染めとは・・・
ぐるぐると束になった状態の糸を綛(カセ)といいます。
穴の開いた管に綛の糸を掛けて、穴から染液を噴射して染色する染め方が「カセ染め」です。
時間と手間はかかりますが、糸本来の風合いを残しながらムラなく美しく染めることができるんです。
チーズ染めとは・・・
チーズ染めの「チーズ」とはナチュラルチーズのような形の状態に巻いた糸のことを呼びます。
その糸を内側と外側から交互に染液をポンプで循環させ、均一に染料が糸に染着されるように染色する染め方が「チーズ染め」です。
加圧タイプのチーズ染色機を使用し、チーズに巻かれた糸の硬さを調整して染色を行います。
カセ染めに比べて効率は良く、染色前後の工程が少ないためスピーディーな染色が可能ですが、糸が巻きつけられるため形状やふくらみなど糸本来の風合いを損なう恐れがあるんです。
最後に
染め方によって良い点、悪い点がそれぞれあることを知りました。
まだまだ糸について曖昧にしていること知らないことが多く、人に聞いたり調べたりしてしっかりインプットしていこうと思います。
まずは、「どんな素材をカセ(チーズ)染めで染めるのか?」「なぜカセ(チーズ)染めでなければいけないか?」について調べてみますね!