デニット糸と靴下編み機

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こんにちは八木です。めっきり寒くなってニットや重ね着が楽しめる季節になりましたね!

さて今回はデニット糸の作り方とデニット糸を作るときに欠かせない靴下編み機をご紹介したいと思います。

デニット糸とは

デニット糸とは、一度編んだ糸をほどいた時の編んだ痕(縮れた形状)が残った糸のことを言います。一度編んだものを解くなんてもったいないって思っちゃいますが、ほどくことで独特の表情が出来るんです。

具体的な作り方は、生地糸を靴下編み機で編んで、その編地に染色加工をします。(染色の時の熱で縮れた状態がセットされます)

それをほどくと縮れた状態の糸が出来上がります。それがデニット糸です。

①編む → ②染色してセットする → ③ほどく → ④コーンアップ → ⑤出荷

縮れた形状の糸を編立てると下の写真のような繊細なしじら形状のテキスタイルが表現されます。繊細な表情が何とも言えませんね。

靴下編み機のご紹介

一般的な靴下編み機は、筒状に編んでいく丸編み機です。(横編みでも靴下は作れるのですが)

工業用ではないので実際工場の機械とは違いますが、丸編み機の構造が分かりやすい動画があったのでどんなものか見て下さい。

この動画を見ていると、妙にほっこりします。

編み機の動画はまだ他にもあるので、お気に入りの動画を探してみるのもいいですね。

まとめ

このようにデニット糸は、ひと手間かけた表情豊かな糸です。

デニット糸を見つけたら、「靴下編み機で編んで染色してほどいてコーンアップして作られているんだな。。。」って玄人目線ですが(笑)そんなストーリーを思い浮かべてみるのも良いですね。

では、また!