母校での講師 そこで伝えたかった大切なこと

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みなさんおはこんばんにちは松井です。

 

師走をひしひしと感じさせるように

寒さが一段と身に染みるようになりました。

 

家にはこたつがないのですが

実家にいたころはストーブを焚いてこたつに入り

ストーブの上には時にはヤカンを時にはおもちを焼いたりして

ミカンやおせんべいを食べながらテレビを見るというのを思い出し

そんな冬を久しぶりに過ごしたいなと思う今日この頃です。

 

さて今日お話しに触れていこうと思っているのは

ちょっと今までと趣向を変え

先日、母校の文化服装学院で講師をして感じたことについて触れていきたいと思います

 

 

学生の心に響いたこと

 

今年で2回目となる

先日の講義を終え、

数日後にお話しを聞いて頂いた学生から感想文が届けられました。

 

自分の話した内容がどのように受け取って頂いたかというのは

言葉で聞く感想より

文章で頂く方がとても感慨深く 量が多ければ多いほど何度も読み返して

しまうほど私自身にとってもとても貴重な財産になります

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皆さんそれぞれ色んな感想を頂きました

 

「実際に業界で流れている 見たこともない糸を見れてとても楽しかった」

 

「ニットデザイナーになりたいと思っていたけど 糸作りのお話を聞いて考えが変わった」

 

「今学んでいることがどのように仕事で活かされていくか分かりました」

 

など様々,,,

 

でも圧倒的に一番多い感想はコレでした

 

「今回の講義で一番心に残ったのは 商品/作品はモノが完成して半分

 それと同じくらい大切なのはその商品の良さや作った思いをどのようにしたら

 あなた自身が伝えたい相手にどのようにしたら伝えられるかを考えることが大事ということです」

 

この感想は本当に圧倒的な数で ほとんどの方が感想で触れてくれていたと思います

 

これは、学生時代の自分が気づくことが出来ず

社会に入り仕事をしていく上でこの事の重要性を初めて痛感し

 

これは今でも一番仕事をする上で心に留めていることです

 

昨年も同じことを学生さんには伝えました。

 

物を作る時、時として

良いものを作れば伝わるはず!!

であったり

伝わる人 分かってくれる人が分かってくれれば!!

という思考に陥りやすいもので

私も学生時代は特にそうでした。

 

でも私達の作っているものはあくまで服であって

袖を通して頂く人がいなければそれはないものになってしまう

 

当たり前のことなんですが

決して忘れてはならない一番大切なことだと思うので

これは毎年伝えていきたいと思っています

 

 

一番伝えたかったことが伝わった瞬間って誰でも嬉しいですよね

私も今回 感想文を読んでとても嬉しかったので今回少し触れてみました

 

 

ではまた次回