みなさん、こんにちは。
台風が去って、いい天気が続いていますね。
僕はインドア派で、休みの日は予定がなければずっと家にいるので天気はあまり関係ないですが・・・。
最近友人とゲームをする機会が多く、’フォートナイト’というゲームをやっていました。
そしたらまさかの、BALANCIAGAとのコラボをしていました！
服好きの人たちにとってはこんないい機会ないと思い、買ってしまいました。。。
ゲームとハイブランドがコラボするなんて、面白い時代になりましたね～。
今回はバレンシアガの定番アイテムでもあるこちらのニットの編地。
ジャカード編みについて紹介します。
以前、こちらのニットの編地’袋ジャカード’について紹介していた記事がありますので気になる方はこちらも是非ご覧ください。
目次
ジャカードについて
ジャカード(Jacquard,ジャガードとも言う)とは、フランス人発明家のジャカール(Joseph Marie Jacquard)が考案した織機、ジャカード織機(しょっき/おりき)を使用して製作された織物のことをいう。パンチカードの1列の穴が横糸および経糸1本に対応できる。現在はコンピューターを取り入れることで、より多種多様な編み柄を作ることができるようになった。 ジャカード織機登場以前は複雑な模様の生地を織ることに非常に手間がかかったが、カードを入れ替えることで、模様(操作のパターン)が簡単になり、また、立体的で複雑な柄を作ることができるようになった。 編地には無地柄と色柄があり、ジャカード織の生地で立体的で絵が浮き上がる模様のとことをジャカード柄ということがある。また、ゴム編みと浮き編みを組み合わせて作る編み込み模様のことを「ジャカード編み」という。 ストライプ柄のものをジャカード・ストライプ、格子柄のものをジャカード・チェックという。 しばしば「ジャガード」とも呼ばれる。こちらから引用
ジャカードの種類
上記の説明じゃよくわからないですよね・・・。なので、実際の編地を見てみましょう～！
袋ジャカードは袋状に編んでいき、裏と表で別の色の糸を編むことで柄を表現する編み方です。
裏と表の糸が反転するので、リバーシブルとして使える特徴があります。
色が変わるところでしか糸が交差しないので、柄がない部分は袋編みのように浮いてしまうので、総柄を使うのが一般的です。
実際の編地
文字だけでは想像できないと思うので、実際の編地を紹介します！
まずは袋ジャカード
表から見た編地
裏から見た編地
色が反転していますね。
こちらの編地はブークレの糸を使っているので、立体感の違いを裏表で表現しています！
このような柄だと袋状になっている部分が少ないので、着用時もズレることがありません。
続いてシングルジャカード
配色糸が表側でニットする間に他の色糸が裏にまわってフロートし、裏糸が水平方向に飛ぶ。
こちらは柄の間の裏糸が渡る長さを1インチ以内にしないとひっかけが起きやすくなってしまうので、注意です。
最後にダブルジャカード！
表から見た編み地
裏から見た編み地
市松模様を表現した編み地。
1コースの中に3色の糸を入れて編みこむので、糸3本分の厚みになります。
その分編み機のゲージも調整しなければならないので、あまりにも番手が違う糸を使うのは注意が必要です。
ダブルジャカードは裏で鹿の子状に編みこまれているので、他のジャカードと違い柄の制約がありません。
しかし、色の数の制限が機械によって違うので、注意です！
実際の商品
それでは、実際の商品を紹介します！
まずは袋ジャカードを使用したGUCCIのカーディガンです。
毛足の長いモヘヤを使用した１着。色差もあるので、濃いブラウンは側で着たら大分印象が変わります。
裏でも着ることができるので、あえて異素材を使うことで全く違う見せ方もできますね！
続いて
シングルジャカードを使用したBALENCIAGAのニット！
ダメージニットなので、柄に目がいかないですが。。。（笑）
シングルジャカードはこのように伝統柄のような物で使用することが多いです。
ほかのジャカード柄と違い色々な技法を合わせやすいので、使いやすい編み地になっております。
最後に
ダブルジャカードを使用したTOGA VIRILIS のニット！
裏側が鹿の子編みになっているので、しっかりとした編地になるのでモヘヤなどを使ってもクタクタなニットにならずに綺麗に着こなしたい人は編み方も意識してみるといいかもです～
他のジャカード編地と違って、柄や色の制限が少ない分、このような不規則な総柄もデザインできます。
まとめ
いかがだったでしょうか？
ジャカード編地ひとつでも色々な編み方があることがわかりましたね。
素材や編地によって同じ柄でも見え方が全く違うものが上がるので、気になる方は是非店頭でも見てください～