くすのき天然防虫剤で、害虫を衣類から退治!

  • ニット製品の取り扱い方法

こんにちは。営業事務の小柳です。

先日、ジャズピアニストの友人のライブがあるということで、初めて行ってきました。

生演奏を聴くこともジャズを聴くこともほとんどないので、途中で眠くならないか心配でしたが、ジュエットしているブルースハープ奏者の方との演奏が、ジャズからポップス、オリジナル・インストゥルメンタルまで幅広く変化があり、最後まで聞き入ってしまいました。

ピアノもハーモニカも曲により迫力があったり、やさしい音色だったりといろんな顔を見せてくれるんだと実際に肌で感じることが出来ました。

生で見たり聴いたりするっていいものですね!!

ブルーハープ

ハーモニカは横1列や2列などがありますが、ブルースハープは10~12個程度の穴です。

 

>>>画像はこちらからお借りしました。

 衣類の防虫剤の種類

さて、大切な衣類を害虫から守るため、衣類の防虫剤を使用しているかと思います。

いろいろなタイプの防虫剤があり、衣類を守る方法もそれぞれに違うのをご存じでしたか?

衣類害虫がニオイを嫌がって寄り付かないようにしたり、直接害虫に作用して害虫の食欲をなくしたりします。

衣類の防虫剤には大きく4つに分類されます。

<バラジクロルベンゼン>

防虫剤の中でも一番早く効き目が広がるやくひんで、ウールやシルク、綿、毛皮などに使用できます。

衣類に臭いが付いた場合は、風通しの良いところに吊るしておくことをおすすめします。

<ナフタリン>

効き目がゆっくりと持続するため、人形の収納や標本に使用するなど長期保管に適しています。

<ターピネオール>

植物性成分の自然派類防虫剤です。和服・毛皮・皮革製品にも使えます。

<樟脳(天然品と合成品)>

くすのき由来の古くから使われている防虫剤です。金糸、銀糸、金箔に影響しにくいので、和服の保管に適しています。

樟脳には天然品と合成品があります。

樟脳は太古の昔から世界で利用されてきたクスノキに含まれる成分です。

天然樟脳はクスノキの成分を取り出し結晶化するだけです。

大ざっぱに言うとクスノキのチップを集め(水蒸気蒸留法)、冷やすと水分油分を含んだ結晶ができます。これを脱水・脱油を繰り返し乾燥させれば出来上がりです。仕組みとしてはシンプルですが、つくるのには時間も労力もかかる大変な作業なのです。

もともとクスノキからつくる方法(天然樟脳)しかありませんでしたが、1920年に松脂由来のテレピン油から化学合成して同様の分子式のものをつくる化学合成法が主流になりました。

日本で生産しているのは福岡県と宮崎県の2カ所だそうです。

 

タンスにくすのき

防虫剤を使用し、「いざ着ようとするニオイがついて取れない。」「タンスにニオイがついた。」「防虫剤のニオイで頭が痛くなった。」という経験をした方は多いのではないでしょうか?

そんな防虫剤のニオイにお困りの方、苦手な方には天然樟脳がおすすめですが、天然樟脳の原料木であるクスノキをブロックやハンガーなどの木製品にした防虫剤が、ひこかに注目を集めているそうです!

くすのきのニオイには強い防虫効果で虫を殺さずに忌避(逃げ)させ、同時にメンソールのような清涼感あふれる爽やかな香りですっきりさせる鎮静作用もあり、天然素材ならではの安全性と持続性で高い効き目があります。

見た目もかわいく、アレルギーの方、お子様にも安心してご利用いただけます。

樟脳

画像はこちらからお借りしました。

 最後に

今回、防虫剤について調べ、用途により使い分けることで効果が発揮できること、昔からの天然樟脳(防虫剤)があることを知りました。

今では無臭の防虫剤も出回りニオイに悩むことは少なくなりましたが、衣類にも体にも優しい天然樟脳には伝統的なものがあったり、自然の恵みを大切にしたり、木のぬくもりを感じさせてくれたりと素晴らしいと思いました。

こういう昔ながらのものをこれからも残し続けてほしいです。