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皆さんはじめまして!
4月より入社しました飯島悠介(いいじまゆうすけ)と申します。
服飾学校を卒業してから初めてニットの世界に入り、布帛とはまた違う編地や素材、作り方の面白さに触れ、そして企画やパターンの仕事をしてまいりました。現在は製品に関わる仕事を通じて日々勉強中です。
ブログは慣れていませんで、お見苦しい点があるかとおもいますが、温かい気持ちでご覧になってくださいね!

初めての今回は、自己紹介を兼ねまして、友人と趣味で製作しているシルクスクリーンのプリントについてご紹介したいとおもいます。
今回、セーターは初挑戦なのですが、ニットにプリントも良いのでは?という事で試してみました!

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まずは準備!

いつもは、Tシャツにプリントしたりと楽しんでいるのですが。今シーズンお世話になったニットをリメイクしよう!!っと、染色関係に勤務している友人と初めてニットに挑戦してみました!材料はこちら…
○綿100%の(14GGの無地天竺)プルオーバー
版、図案を入れたシルクスクリーンの型枠(プリントしたい部分が細かなメッシュになっています)
型枠はネットで作成してもらえる会社さんもありますし、簡易なTシャツ用キットなどはホビー店などで販売していますよ♪
顔料(白の顔料、染料、バインダー糊をブレンドしたもの)
今回は、染めて染みこませるというよりも、顔料を載せて熱で固着させます。
○スキージー(顔料を塗布するためのへら)

準備型

ボディはネイビーで濃色、、編目はTシャツよりより粗いけど大丈夫かな??(今回のロゴは気にしないでください笑)
と思いつつ試してみました。

 

いざプリント!!

まずは、治具にボディを固定します。版を何回も載せ替える事をするので、プリント箇所がずれないように版位置を固定し、生地は裏面を糊などで張り付けます。

固定2固定

版のせ顔料のせ2

そして、型枠をのせ 図案の手前に顔料バインダーを適量たらします。

図案よりも結構広げていますね。(結構ドロドロしてます、液体糊よりもちょっと堅い感じです)
☆さぁ、ここからが本番です!

1431776290501刷り2

刷り01431776299146

 

ぬぬぬぬぬ~と顔料をへらで滑らせ、スクリーンのメッシュから図案が浮き上がってきました!!
この瞬間が、とても見ていて気持ちが良いんです!!
意外とくっきり図案が浮かびました!いい感じ!!
でも、、一回刷りだけでは、、色の乗りがちょっと薄い(笑)。。。

 

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1431776762355 刷り1

今回は1度ではプリントが薄く、熱で乾かしてやっぱり2回、3回と重ね塗り (`´)

1回で、濃色に白を塗るのは難しいですね。(このように版をもう一回載せたり、多色刷りをする為にもずれないように固定させるようにすることが大事なんです。笑)
※ちなみに今回は顔料プリントの為、熱で乾かしてアイロンで固着して完成です。染料の場合は蒸したり整理したりと後工程が入るそうです。
完成!!

かなりきれいな仕上がりでネイビーに白とメリハリのあるプリントがくっきり浮かびあがりました。

なかなか良い仕上がりで上々です!

まとめ

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いかがでいたでしょうか??
馴染みのあるプリントですが、どういったやり方なのか雰囲気が伝わりましたでしょうか?

ニットにプリントは染料の方がイメージとして強かったのですが、顔料でくっきりロゴを入れるなど、メリハリのある加工として面白いのでは?と思いました。今回は一色ですが、版を増やして多色刷りにも挑戦していきたいですね!
Tシャツなどと同じで、顔料が固着しプリント部分の伸びは若干止まります。面積は小さければさほど気にならないかと。

今回はゲージも細かかったので上手くいきましたが、編組織など凹凸などがある場合などは段差で滲みやズレが出てしまうと思われます。加工としてはご参考までに。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

今後、製品や糸に関して気になった事や、ふと疑問に思ったことなどブログを通して共有できたら良いなとおもいます。今後とも宜しくおねがいします!

記事を書いた人

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丸安毛糸 編集部

アパレル会社・企業向けにセーター用の糸と製品の販売を行っている丸安毛糸株式会社です。
素材セレクトから、製品化に至るまで、トータルでサポート致します。
皆さんと一緒に、皆さんの想いをカタチに致します!

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