尾州の町工場で色々なファンシーヤーン糸を作っています
- 加工
- 投稿日:
- 2015/11/24
- (更新日:2020/6/27)
こんにちは。 腰を痛めて歩行に苦労しています、小見ちゃんです。
しかし、仕事も頑張らなければと…、先々週に再来年(2017~18)に向けた新しい素材を作るため、尾州方面の一宮市まで出張に行って来ました。
今回はファンシー作りに欠かせない貴重な機械を見て来たのですが、昔のように同じ機械が並んでいるのでは無く、同じ工場内で上の画像のようにリリヤーン機から起毛機までいくつもの機械を回して、現状を生き延びている状況です。
この起毛機は、我が社のヴィクトリア、プラチナなどタムタム関係には欠かせない機械です。 紡績のトライスピン機で作ったループを数列に並んだ針で起毛して毛足を作っているのです。
この2素材はBOOK販売していますので、ファーニットにぜひ、御利用ください。
ヴィクトリア
プラチナ
このような撚糸機、紡績ファンシー機を使用して、再来年の春夏素材と秋冬素材では、《ここまで出来るのですか~??》と、驚くような糸を依頼して来ましたので、ぜひ次回の丸安展を楽しみにしてください。
まとめ
皆さん、ドラマの【 下町ロケット 】などを見ていっらしゃる方が多いと思いますが、撚糸業界でも同じようなことが起こっており、優秀な職人さんが尾州産地の町工場で新しい素材作りに力を入れていても、どんどん受注が少なくなり、縮小傾向になっているというのが現状です。
メイドインジャパンの優秀な素材を、ぜひ、皆さんご使用頂き、素敵なニット製品を広げて行きましょう~。