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みなさんおはこんばんにちは松井です。

 

忘年会シーズン真っ只中という感じでしょうか、みなさん如何お過ごしですか?

 

私も先週、今年初の忘年会がありました。

忘年会というよりは終わってみればただの飲み!?だったような気もしますが(笑)節目節目で振り返ることは好きですし、理由はどうあれ仲の良い仲間と集い話をするのはどんな時も楽しいものです。

 

さて、今日はもう今年も終わりに近づき今年1年の糸作りについて少し振り返ってみようと思います

 

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こんなものを今年は作りました

 

私が個人的に今年作った素材の多くの中で気に入っている素材をあげるならコレです。

 

リビエラ・マリンコード

 

この画像の左下の”マリンコード”と呼ばれる糸です

綿のゴベリン撚りといわれる撚り方をしたコード糸で、表現としてはそのタッチも目面もごりっとしたハードな印象で、その撚り目と雰囲気はコマまわしの紐を彷彿とさせます。

 

なぜ、この糸が印象深いのか?

糸を新しく企画する際、そのアイデアの元にはいくつかの思考の幹が存在します

その年のトレンドや今のマーケットで取り上げられやすい傾向をリサーチしその情報を元にする。

日頃多くのデザイナーとのコミュニケーションで得たニーズの蓄積。

単純に先シーズンで動いた素材の量の統計を取り その数字のデータで次の傾向の目星をつける

などなど

でも今挙げたこの3つはどちらかというと外の情報の収集力や編集力が主に求められ,ある種、受け身の発信といえます。が アイデアの元はもちろんそれだけではありません。私が一番大事にしている思考の幹 それは次を作り出すということ。

 

世の中のトレンドや流行は勿論大事です。その情報収集を怠ってはいけません。ですが、それだけでは足りないとも思っています。

 

糸は次の新しい服を作り出すデザイナーより更に半年も1年も早く企画を考えなくてはなりません。当然です。糸はその元になるあくまで材料なのですから。私が理想とする糸作りは常に糸で新しい発信をしていきたい。

ある意味、糸を新たに見に来られたデザイナーの予想を裏切るようなサプライズがいつも起こせたらと思っています。驚きや感動は心が震えます 心が震えると人は新たな衝動を得ます。

 

私の作った糸を見て頂いた方が、その糸を使うかどうかだけではなく、その見た体験を通してわくわくした創作のモチベーションの起爆剤になればいいなと常日頃思っています

 

 

このマリンコードという糸、タッチもゴリゴリして固く、今の素材の流行の傾向にある ”タッチが優しい” ”軽い”などから見ればほぼ真逆をいった糸とも言えます。でも私は重く上がるニットは単純に目付けという点だけでみるのではなく 重さが生み出す特有の雰囲気は、軽いものでは決して持ち得ないものがあると思っています。海外のトレンド情報や流行のみを元にしていたらこの糸は決して生まれなかったでしょう。

 

「こんな糸を使う想像をしていなかったから面白い」「この糸の製品とっても良かったから是非見に来てよ」という声がこれからも多く聞こえるように益々わくわくする糸作りを続けていきたいと思います

 

 

 

では、今回はこのへんで

記事を書いた人

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松井 裕作

1児の父です。
最近はもっぱら体を鍛えることにはまっており

最近は娘が私の飲んでいるプロテインの作り方を覚えたようで
私が飲む時は”私に任せて”と言ってシェイクしてくれます

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