ニットのシワ加工!ご存知でしたか?その加工方法~私は知りませんでした!~
- 加工
- 投稿日:
- 2016/3/31
- (更新日:2020/6/27)
こんにちは、佐野です!
先日、新潟県の五泉市に行ってまいりました。
五泉市と言えば、ご存知ニットの産地。
ここの皆様には日ごろからお世話になっています!
この時伺った㈱ナックさんもブログを書いてくれました!
ニットの産地というと、ニット工場がたくさんある町だとイメージしてしまいますが、染工場や糸屋さんの営業所、整理加工の工場さんもあったりして、ニットを最初から最後まで生産ができる、というのが産地の特徴でもあります。
そんな今回の工場訪問にて、感動した職人技の一つをご紹介します!!
目次
・シワ加工はこうして行われていた!
・まとめ
シワ加工はこうして行われていた!
今回最後に伺った、㈲マルヤ整理工場さん。
ここでは洗いなどの製品仕上げの他、後加工としてプリーツやプリントなどの加工もされております。
マルヤ整理工場さんはこんな会社です(ブログもやられています!)
一通り見せて頂いた中、シワ加工には感動しました!
感動した点はズバリ、その加工方法でした。
シワ加工とは、イメージされる通り編地に細かなシワをよせた見た目になる後加工を言います。
この加工方法って、そういえば見たことも聞いたこともありませんでしたが、なんとなく編地をぐちゃぐちゃにして、アイロンで押さえてるのかなぁ。。。ぐらいに考えていましたが、今回度肝を抜かされました!
なんとなんと、職人さんが一つ一つ手で丸め、専用の道具に入れ、専用の機械でセットをする。といった内容でした。
写真撮影の許可を頂いたので是非ご覧ください!
このようなネットに入れ、口を結びます。
そしてネットの奥にある筒に入れ、
最後はこのどでかい機械でセットします!
そうすると、、、、
こんな感じにシワがよります!!
職人さんたち曰く、シワ加工と言えど人それぞれのクセが出るため、量産の枚数も全て一人の職人さんでこなすそうです。
つまり、シワ加工にもある程度の再現性があるということでした!!
これには驚きました。正直甘く見ていました。。。。
また、シワ加工をはじめ熱を擁する加工には、やはりポリエステルが高混率であると綺麗にかかりやすいのですが、
ウールや獣毛系など、意外とおもしろいかかり方になったりもするので、是非是非企画してみてください。
まとめ
やはりニットは加工だけで見てもおもしろい技術がたくさんあります!
プリーツにしても、プリントにしても、はたまた風合い出しのための仕上げ加工も、まだまだ知らなかったことがだくさんありました。
この“加工”という切り口でも、今後更なるニットのおもしろさを発見し、伝えていけたらなと思います。
今回伺った現地のみなさん、貴重な体験をさせて頂き有難うございました!!
ではまた次回^^