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皆さん、こんにちは丸安毛糸の中谷です。

ゴールデンウイークが終えましたが、皆さんはどのように過ごされたでしょうか。

私は愛犬と食事に行ったりして、のんびりと過ごしていました。

そして、連休中に行った本屋で偶然見つけたのが、写真の絵本です。

描かれているキャラクターが独特で、部屋のインテリアにもなると思い購入しました。

その作者がイブ・サンローランで、絵本を描くのは意外に思ったので、今回、調べてみる事にしました。

目次

  • 目次1イブ・サンローランは、どのような人物だったのか
  • 目次2イブ・サンローランと絵本
  • まとめ

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その1 イブ・サンローランはどのような人物だったのか

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1936年8月1日、フランス領アルジェリアのオランで中産階級の両親の家庭に生まれました。

子供の頃にパリへ引っ越し1953年17歳の時に、パリのシャンブル・サンディカル・ド・ラ・オート・クチュール・ファッションデザイン学校に入学しました。

IWS主催のデザインコンクールのドレス部門において、カクテルドレスを発表し最優秀賞を受賞しますが、そのカクテルドレスを縫製していたのが、ユーベルト・ド・ジバンジィでした。

また、その年の毛皮部門の受賞者は、カール・ラガーフェルドでもありました。

この時の審査員であったVOGUEのディレクターは、イブ・サンローランのポートフォリオを初めて見た時、新作として発表している、友人のクリスチャン・ディオールと同じAラインの線を描くことに驚き、クリスチャン・ディオールに紹介しました。

その、独創的で想像力に富んだ、イブ・サンローランのデザインは、クリスチャン・ディオールに強い感銘を与える事になったそうです。

1957年にクリスチャン・ディオールの死去に伴い、イブ・サンローランは21歳という若さで、主任デザイナーを任される事になり、翌年、最初のコレクションにおいて、トラベラーズラインと呼ばれるデザインを発表します。

より広くより短く、裾の線がちょうど膝をカバーするくらいの台形のデザインを取り入れたものです。

その日の新聞には、「イブ・サンローランはフランスを救った。偉大なるディオールの伝統は続く」と称賛をされたそうです。

しかし、1960年、アルジェリア独立戦争で戦っていたフランス軍に徴兵され、軍隊にいる間にストレスを被り、精神病院に収容されてしまいます。

その後、1962年、完治とともにディオール社を辞め、自身のレーベル、イブ・サンローラン(YSL)を設立、活動を始める事になりました。

1966年、プレタポルテ(既製服)ラインである、「イブ・サンローランリブ・ゴーシュ」のブティックをパリで開設し、自身のコレクションには、当時、フランスの代表的な女優でもあるカトリーヌ・ドヌーブも、ランウェイに立っていたりしました。

同年、カトリーヌ・ドヌーブの出演映画「昼顔」の衣装もデザインし、また彼女は、現在でもサンローランの香水や化粧品のイメージ広告モデルにもなっています。

1970年〜80年代はヨーロッパのジェット族(余暇を持て余す有閑階級)や、上流階級に絶大な人気を得ていました。

1989年には、ファッションブランドとして初となる、パリ証券取引所に上場をし、1993年、パリで「デ・ドール賞」を受賞します。

そして、2002年に、パリのオートクチュールコレクションを最後に引退をし、2008年、ガンで亡くなる71歳まで、モロッコのマラケシュの自宅で、殆どの時間を過ごしました。

その2 イブ・サンローランと絵本

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まだ、クリスチャン・ディオールの元で働いていた20歳の頃に、ゲイの同僚をモデルに書き上げたのが、この絵本、La vilaine Lulu(日本語訳でいうと「おてんばルル」)でした。

執筆後すぐに出版されたわけでなく、イブ・サンローランが独立した後、1967年に初版本が発売されました。

その後、イブ・サンローランの引退記念として、パリの有名セレクトショップ「コレット」が、限定発売した復刻版が人気を集め、2003年に復刊もされました。

その後、日本語訳も出版されています。

絵本の内容は、洋服が似合うとは言えないズングリムックリの体型に、赤いバニエのスカートと真っ黒なタイツが、定番スタイルのルルという女の子が主人公です。

おてんばで可愛いけど、下品でエッチな「いけないこと」が大好きな女の子の物語です。

すべての絵を、クロとアカの2色使いで描かれた、エスプリが効いた、大人の絵本という感じです。

このLa vilaine Luluが、イブ・サンローランが、生涯の中で描いた最初で最後の絵本だったという事も知りました。

その3   まとめ

このLa  vilaine Luluをきっけけに、今回、イブ・サンローランという人物について、興味を持って調べることが出来ました。

今までは、栄光や、成功の印象が強いイブ・サンローランですが、徴兵されストレスにより、身体を壊した辛い体験があったこと等も知りました。

これからも、意外な事に才能を、開花させたりしている人たち出会ったときは、興味をもって調べてみたいと思います。

それでは、次回また。

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中谷 恒夫

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記事を書いた人

1970年11月30日生まれの いて座
プライベートの時間は 愛犬のクリーム(キャバリア)と一緒に過ごしています

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