来季の秋冬ニットに参考になる編地のご紹介いたします。
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2016/11/8
- (更新日:2020/6/27)
寒くなるにつれて元気に泳ぎ回る白鳥の群れ(千葉県手賀沼)
暑い日も終わり、10月の後半には寒さを感じる日も増えてきました。北の方から初雪の知らせも入っています。
今年の秋も短く、30度台の気温からいきなり10度台の気温になってしまい、心地よく過ごしやすい秋が無いように感じます。
こんにちは丸安毛糸の田崎です。今回もお付き合いをお願いいたします。
今回は来秋冬物素材展(9月の地方店から始まり10月の本社展、大阪展)で評判の良かった 編地をご紹介いたします。
2/27バルーン
共に12GG-1P
軽さと編み目が綺麗に出ると評価をいただいていました2/27バルーンを今回は、強縮をいたしました。上の編地が25分、下の編地は15分間、縮絨をしています。
バルーンの持ち味の軽さはありますが、昨年とは別の見え方になりました。仕上げの仕方で別規格の物づくりが出来ます。
1/30ナウシカ
12GG-1P
昨年は接結編の評判が良く、多くのお客様に使用をして頂くことが出来ました。その1/30ナウシカを今回はパイル編みにしてみました。
軽さと風合いはそのままで、パイル編みの表情のやさしさが加わり弾力のある編地になりました。「裏毛の代わりに使っても良い」との言葉も聞くことが出来ました。
1/30ナウシカx2/27バルーン
1/30ナウシカx2/27バルーンのジャカート+顔料プリント
1/30ナウシカと2/27バルーンの共に軽さと膨らみのある素材でジャカートを組み、凹凸感のある編地に仕上げました。
ジャカートで枝や葉を表現をしてその上に顔料プリントで花を咲かせました。この技法は今年の7月に開かれました、PITTI FIRATIの展示会に多く使われていました。
1/6.2ジュピターx1/3.4バルーン8
1/6.2ジュピターx1/3.4バルーン8(スレッド編み)
1/6.2ジュピターと1/3.4バルーン8をスレッド編みにしてツィ-ド調の編地が出来ました。表目と裏目のどちらも使用が出来ます。
ジャケットなどの使用がお勧めです。
1/9グラディスx1/13ラメリリー
1/9グラディスx1/13ラメリリー(片アゼのストライプ柄)
1/9グラディスのロング絣に1/13ラメリリーと組ませてゴージャスなストライプ柄の編地にしました。ラメ素材はPITTI FIRATIの展示会でも多く使用をされています。
1/14パフx2/27バルーン
1/14パフx2/27バルーン(7GG-2Px2P片アゼストライプ柄)
ふんわり柔らかで温かみのある1/14パフと軽さと膨らみのある2/27バルーンでストライプ柄を表現しました。ストライプ柄はPITTI FIRATIの展示会にも多く使われている編地で、来年のトレンドの組織になります。
今回は評判の良かった編地のご紹介をさせて頂きましたが、これはほんの一部でまだまだ多くの編地がございます。実際の編地と画像では伝わりにくいので、ご来社をお待ちしておりますので、ぜひ見に触れに来て下さい。
本日も最後までお付き合いを頂きありがとうございました。