ビジネスの場でマナー違反をしてるかも??意外と気づいていない年賀状のマナー

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師走

こんにちは。小柳です。

今年も今日で残り1ヶ月となりましね。月日が経つのは早〜い!!って歳を重ねるごとに痛感させられます・・・

残り1ヶ月は忘年会・クリスマス・大掃除など忙しい日々が待っていますが、お世話になった上司や取引先に対して、感謝の気持ちを込めて年賀状の準備を始める方も多いはずです。そこで今回は、年賀状を送る時に気を付けるべきポイントをご紹介していきますね。

画像はこちらからお借りしました。

 

目次

  • 賀状は人脈を繋ぐビジネスツール
  • 年賀状を書く前の注意点
  • 最後に

 

年賀状は人脈を繋ぐビジネスツール

メールが主流になった現在も、年賀状が廃れないのはなぜでしょう? 年賀状とは、本来なら相手方を訪問し年始の挨拶をすべきところを、簡略化したもの。ビジネスを左右するのは結局「人」ですから、人づきあいの基本となる「挨拶」はとても大切ですし、年賀状によって人間関係が深まり、ビジネスの潤滑油としても大変効果的だからです。 また、年賀状にはご縁を繋ぐ効果があります。せっかく面識ができても疎遠になると次に繋がりませんが、たとえ年に一度でも親交があれば人脈も繋がり、そこからビジネスチャンスも訪れます。

 

年賀状を書く前の注意点

年賀状はいつまでに送るべきか 

年賀状は元旦(1月1日)の朝に到着するように送ってください。 元旦に手元に届けるためには、12月15日〜12月25日までにポストへ投函する必要があります。また年賀状を出してもいいのは、松の内(関東では1月7日、関西では1月15日)までです。それ以降に送る場合は、年賀状ではなく寒中見舞い(2月4日まで)を出します。年賀状の送り漏れや、出していない人から年賀状が届いた場合は、遅れたお詫びなどを書いて寒中見舞いで返事をしてください。

 

年賀状はなにで書くべきか 

上司や取引先などに出す年賀状を書くときもビジネスマナー上の注意が必要です。年賀状の文字には、か細い文字よりも太く力強い文字の方が、縁起が良いとされています。そのため、以下の文具を使って書くようにしてください。

【年賀状を書くとき】

・毛筆

・万年筆

・筆ペン

・黒インクのペン

毛筆を使ったことのない人は、使い慣れたボールペンで年賀状を書きたいと考えがちですが、目上の人に送るときにボールペンで書くのはビジネスマナー上、NGとされています。相手に事務的な印象を与えてしまうことから避けた方がいいです。

 

年賀状のデザイン

上司や取引先に送る年賀状のデザインは、おふざけが入っているデザインはやめておきましょう。また子どもや家族などの写真入りの年賀状も避けたほうが無難です。ただし、家族ぐるみでお付き合いをしていたり、出産祝いを頂いた場合は、写真入りでも喜ばれることがあります。相手との関係性からデザインを選ぶといいです。

 

年賀状は手書きかプリントか

手書きで送るのがマナーですが、プリントした年賀状を送る場合も増えています。そのような場合は、ひと言手書きを添えておくのが常識です。ひと言付け加える例文は以下を参考にしてください。

【ひと言付け加える例文】

・昨年は親身なご指導をいただきありがとうございました

・本年もよろしくご指導下さいますよう願い申し上げます

・謹んで新年のお慶びを申し上げます

・謹んで新春の寿ぎを申し上げます

・明けましておめでとうございます

ひと言書くときに句読点の「、」や「。」を書かないように注意してください。日本では古くから手紙を書くときに句読点を使わない慣習がありました。年賀状にはこの慣習が残っており、句読点を使わないものとされています。

 

年賀状に添えるコメントの注意点 

上司や取引先の年賀状では「謹んで」や「恭しく」という文字を含んだ賀詞を入れるルールがあります。そのため、「謹賀新年(きんがしんねん)」「恭賀新年(きょうがしんねん)」の賀詞を使ってください。

 

なぜなら、「迎春」「賀正」など、漢字1~2文字の賀詞。これらは、目上の人から目下の人宛に書く表現です。また、これらの賀詞に続けて「明けましておめでとうございます」と書いてしまいがちですが、これでは賀詞と「明けましておめでとうございます」と、めでたい表現を二重で使うことになるからです。

 

また、縁起の悪い表現である「去る」「滅びる」「絶える」「衰える」「破れる」「失う」「枯れる」「倒れる」「病む」の漢字は避けてください。

 

【年賀状の注意点】

賀詞 ⇒ 「謹賀新年」「恭賀新年」

   × ⇒ 「賀正」「迎春」「新春」

使ってはいけない表現:「去」「滅」「絶」「衰」「破」「失」「枯」「倒」「病」

前年:  ⇒ 「昨年」「旧年」

    × ⇒ 「去年」

1月1日: ⇒ 「元旦」

      × ⇒ 「一月元旦」「一月一日元旦」

年賀状1

画像はこちらからお借りしました。

最後に

新しい年の訪れを祝い、祝福の言葉を贈る年賀状です。ビジネス上の年賀状とはいえ、新年最初に受け取るものですので、心をこめて送りたいですね。

それでは!