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こんにちは、佐野です!

 

今日はニット糸の染色についてのお話をしてみようと思います。

普段当然のように何気なく使っている言葉でも、実際どこまで理解しているか、、、
私も実はあまり理解できてなくて、先日思い切って染工場さんに聞いてみたことがあります。

 

それは、“晒(さらし)”と“ソーピング”。

 

とっても基本的なことなので、こっそり読んで頂ければと思います!

 

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目次

・染色における“晒”とは

・そしてソーピングとは

・まとめ

 

染色における“晒”とは

晒(さらし)とは、糸から不純物を取り除き、漂白剤で白くすること。簡単に言うとこういうことだそうで、染色前の下処理、と捉えて頂ければと思います。

プラモデルなんかでの塗装でも、最初に紙やすりで削ったり、白くしてから塗装したりしますよね。

あんなイメージです。

 

それから、綿や麻の糸で綿カスや飛び込みなどで悩まれたことはありませんでしょうか?

これは、元々綿や麻は不純物を取り除くことが難しく、晒の工程で取りきれなかった綿カス等が残ってしまうことがあるための現象です。

晒一つにしても、特別な技術であるということですね。

 

また、私たちは晒した状態の糸を、それが十分な白度として判断できる場合、“白”として扱ったりもしています。

もし気に入って頂けた糸の“白”が物足りないなぁと感じる事がありましたら、是非お問い合わせください。

素材によっては白度を上げることがありますので!

大人気のバルーンも、二種類の白を用意しております。

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そしてソーピングとは

ソーピングも、いろんな意味を持ち、あらゆるシーンで聞く言葉かと思います。

糸染めにおいても多用される言葉であり技術です。

ソーピングは、簡単に言いますと洗うだけ。

紡績や撚糸を終えた糸は、機械油が残っていたり、意外とがさがさだったりするので、洗うだけ(ソーピングするだけ)でも編上がりの風合いの確認をすることができます。

また、生地糸がキナリっぽかったり、ベージュっぽかたりして、その色をそのままご使用になりたい場合にも、ソーピングが有効的です。

あくまで洗うだけですので、色味に変化はありません。

 

まとめ

以上、簡単にまとめてみましたが、こっそり読んで頂けましたでしょうか。

染色の前工程なども知って頂くと、よりニットの企画が楽しめることと思います!

 

それではまた次回^^

記事の内容やニットに関することは、お気軽にお問い合わせください

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佐野 貢士

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記事を書いた人

ミリタリーをはじめ、ヴィンテージのセーターとロックンロールが大好きです。
ギター歴15年、編み物歴は10年になります。
このブログでもニットとロックを絡めた内容で書いていきたいと思っています。
宜しくお願いします!

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