ニット素材のシルクについて簡潔にまとめました
- 繊維と糸
- 投稿日:
- 2021/10/25
- (更新日:2021/10/21)
こんにちは。八嶋です。
今回は雪のように白くて綺麗な素材。シルクについて簡潔にまとめました。では、ご覧ください。
※2017年12月公開の記事のリライトです。
生糸
普通の繭からとった糸で撚りも精練もしていない数本の繭糸をあわせたものです。
通常の絹とはこの生糸の事です。
玉糸
ふつう一匹の蚕は一個の繭を作りますが、中には二匹以上で一個の繭を作ることがあります。
これを玉繭といって、その糸を玉糸と言います。二本の糸がもつれ合うので、節がおおくなり生糸程の光沢はありません。
別名【節糸】です。主に厚手の生地などに使用されます。
絹紡糸
繭から生糸を取るときにできる副蚕糸を原料にして紡績した糸で、紡績絹糸とも言います。絹糸には長く連続した繊維のほか紡績糸もありますが、量も少なく、用途も狭いので一般にはあまり知られていないようです。
絹紡紬糸
絹紡糸を作るときに出る屑繊維から紡績をした糸。カーテン地などに使われます。
絹撚糸
生糸に撚りをかけた糸です。毛羽立ちを押さえる程度の軽い撚りから、強撚糸などがあります。
野蚕絹
野生の蚕からとった糸です。おもなものに中国タッサと呼ばれる糸があるそうです。中国山東省で作られていたそうで、
日本でも一時生産されていたようですが、今はもうほとんど生産されて無いようです。
最後に
高級素材シルクには、たくさんの種類があり、用途によって使われるシルクは異なります。
この記事が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。