お気に入りのウールセーターなのに洗ったら縮んじゃった!
- ニット製品の取り扱い方法
- 投稿日:
- 2018/1/30
- (更新日:2020/2/3)
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おはようございます~ ヾ(o´ヮ`)ノ ☆彡 丸安毛糸 事務の小椋です^^♬
2018年になってもう1ヶ月が過ぎようとしていますヽ(゚Д゚;)ノ!! 歳を取ると月日の過ぎるのが早いと言いますが、本当なんだなぁ…と身をもって実感している小椋です^^;
さてさて、今回は皆さん冬には必ず着るであろうウールのセーター。おうちで洗ってみたものの縮んじゃった!!!!o(TヘTo) クスン なんてことありませんか?
縮んでしまったらもう捨てるしかない???…いいえ!
縮んだセーターを元に戻す裏ワザがあるんです!今日はその方法をご紹介します^^
セーターを洗濯機で洗濯したら縮んでしまった。これってかなりショックですよね。特にお気に入りのだったりすると、もう泣くしかありません・・・。そんな時はこんな方法を試してみてはいかがでしょうか?
①まず、洗面器や大き目の桶、または洗面台などにセーターが浸るくらいまで水を溜めて、そこにトリートメントを15g入れて混ぜます。トリートメントは何でもよい、という訳ではなく必ず「アモジメチコン」という成分が含まれたものを使用してください。
②このトリートメントを薄めた液に30分程度つけ置いたら、洗濯機で軽く脱水します(1分弱程度)※脱水のし過ぎにはくれぐれも注意してください。脱水後は、型崩れしないように注意して陰干しします。
これで、元に戻ります。ただし、セーターは何でもいいってわけではなく、この方法が効果的な素材は、ウールやカシミヤ、アンゴラなどの動物の毛の素材に有効的です。綿や麻、それにポリエステルなどの合成繊維の素材には効果がないとまではいきませんが、戻る確率は激減するでしょう。
ではなぜ「アモジメチコン」という成分で元に戻るのか?というとアジメチコンは、髪の毛のキューティクルをコーティングする役割があり、動物の毛は髪の毛のキューティクルと近い性質があるため、トリートメントを使用することによって、毛糸の絡みが解消されて元に戻りやすいのです。だから動物性ウールのセーターに効果的なんですね^^
ちなみに「アモジメチコン」配合のトリートメントで有名なところでは、TSUBAKIダメージケアトリートメント、いち髪高浸透瞬密プレミアムマスク、LUXスーパーリッチシャイントリートメント、などがあります。検索すると簡単に見つかるので、お好みのものを探してみて下さいね!
それでは合成繊維や麻、綿などのセーターの場合は???
上記のトリートメントの方法を使って、元に近い状態になることもありますが、完全に元に戻ることはあまり期待できません。その場合は、アイロン台にセーターを乗せて一方を固定して反対方向に手で一気に伸ばすのではなくゆっくりと慎重に伸ばしながら1cm程度浮かせてアイロンのスチームをじっくりと当てていくことである程度元に戻ります。
これを浮かせがけというのですが、毛糸を潰さないという効果があります。少しずつ場所を変えながら慎重に行う必要があるため、根気がいる作業になります。なお、片方を固定する際は、マチ針などで固定するか、誰か別の人に押さえながら行うとよいでしょう。
綿や麻のような素材の場合、トリートメントを試す価値もあるでしょうが、トリートメントではなく柔軟剤を使用することによって元に戻ることがあります。やり方は、柔軟剤を混ぜたぬるま湯の中で少しずつ手で伸ばしていくという方法です。絶対ではないですが、やってみる価値はあるでしょう。伸ばし終えたら、直射日光の当たらない日陰で平干しします。乾いたら、アイロンで1cmの浮かせがけを行い型を整えていきます。
セーターには、○○100%というものだけでなく、たとえば、ウール70%ナイロン30%など合わせたものもあります。まず試していただくのは、この場合だと比率的に動物の毛が多いので、トリートメントの方法を試してみましょう。いまいち戻りが悪いようなら、アイロン浮かせがけも行なってみたり、柔軟剤を薄めた液の中でゆっくり伸ばす方法なども
取り入れて、できるだけもとに近い状態まで戻す工夫をしてみましょう。
お気に入りのセーターであれば捨てる前に何とか工夫して再度着られるように上記で紹介した方法を試して復活させたいものですよね\(^o^)/♬