オパール加工について

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皆さんこんにちは松井です

 

今回はオパール加工について記述していきたいと思います

 

 

オパール加工とは

オパール加工はプリント加工の応用で、テキスタイルに透かしの部分を作ることを指し、オパール加工は”セルロース繊維”を溶かして表面に溶けている箇所とそうでない箇所を作り出します

セルロース繊維とは、、綿やレーヨン キュプラ等で このセルロース繊維と耐酸性の繊維(ポリエステルやナイロン アクリルなど)を合わせて編んだテキスタイルに加工を施し、セルロース繊維のみを溶かします。

加工の方法はプリントとほぼ同じ要領で溶かしたい部分とそうでない部分をプリントの柄を起こす要領で柄を作成し加工します。

この加工を用いることの出来る糸は先に記述の通りですが具体的には

CO×PE

CUP×AC

等ですが、耐酸性繊維でもナイロンは溶かした直後ではなく、経年劣化により溶け残った箇所の強度が段々弱まり 引き裂き等が起きやすくおススメ出来ません。主にはポリエステルとの掛け合わせの糸を選定頂くのが最善です。

また、もう1点重要なポイントは その糸の組成が混率表示のみで分からない点にあり、CO×PEであってもその糸がCOの糸とPEの糸を撚り合わせて作成されたものか

COの綿とPEの綿を予めブレンドし糸にしたもの。いわゆる”混紡”といわれる糸ですが、この混紡糸の場合は綿が結合して初めて糸として成立している為 この糸でオパール加工を施すと こちらも溶かした部分の強度が保てないので基本てきにはダメです。

この加工のポイントはまとめるとこのようになります。

1.綿やキュプラと ポリエステルが合わさった糸

2.溶かすものと溶け残るものががそれぞれ糸になっており撚糸で組み合わされたもの

3.PEの混率は30%程度が個人的にはおススメで それより下回ると強度に不安が生じ 逆に多く50%とかになると溶けた箇所の繊細さに掛ける印象があります。

 

是非参考にしてみてください。

では