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こんにちは。

ちょうど、ニット製品輸入進行中。
集めた資料、加算書類と工場さんからもらう船積書類等が輸入申告に必要です。
特に船便の場合、貨物に添付書類がありませんので、輸出者の工場さんから船積書類をもらう必要があります。
その際、S/Aという言葉が出てきます。
以前、日本にニット製品を載せたコンテナ船の到着を知らせる “アライバル ノティス ARRIVAL NOTICE” について取り上げましたが、今回は、逆に輸出時に出てくる用語  “S/A ”  を挙げたいと思います。
※ ARRIVAL NOTICE  https://www.knitmag.jp/28160

 

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1.ニット糸輸出時にでてくる S/A って何?   

世の中には S/A は色々な意味がありますね (Service Area など)。

今回は、ニット糸輸出に出てくる “S/A” として話を進めていくことにします。

① ”S/A”は何の略??

“シッピングアドバイス SHIPPING ADVICE”  の略となります。

②  意味は??

日本からニット糸を輸出したら、輸入側へ出荷しましたよ!
輸出者が輸入者へ出荷詳細を知らせる通知の意味になります。

③ 貨物の輸出過程が終了してB/LやAWB などの出荷書類が揃い次第、輸入者側に”シッピングアドバイス SHIPPING ADVICE”  しましょう。
日本国内の取引でも、出荷されたら納品書や送り状の案内を受取側にしますよね!!
輸入者側も突然貨物が届いてビックリしてしまうかもしれません。

④ 私が、輸入貨物を受け取る場合、
メールに出荷詳細が記載され、船積書類をメール添付のスタイルで受け取ることが多いです。

2.SHIPPING ADVICE で知らせたい内容。

SHIPPING ADVICE で, 記載したい内容をいくつか挙げてみます。

+   出港日 / 入港予定日

+      LCL か FCL
(※船便出荷の場合、この情報は輸入者の輸入手続き準備において,港内での作業手配が違ってくるのでとても重要です!!)

+   船 : VESSEL NAME / 航空 : FLT NO.

  •         出発地 / 到着地

(到着場所や手段にによって、輸入通関税関や乙仲担当が変わってきます)

+      B/L NO. やAWB NO.

( 貨物の切符のようなもの。 船便のB/Lは有価証券の意味合いをもっているので、とっても大切な書類になります!!。)

+      カートン数 重さ M3 など
( 輸入許可後、納品先までの配送トラックの手配時にこちらの数字が参考になります。)

+     INVOICE VALUE など

(INVOICE 金額/輸入通関申告金額から関税・輸入諸費税・地方消費税などが決まるので、資金繰りにも必要な情報です。)

+     現地での貨物引取りの連絡先

 

………..上記情報は、船積書類である INVOICE /PACKING LIST / Bill of Ladingにそれぞれ記載されていますが、
SHIPPING ADVICE に纏める事で、輸入側も一目で、輸入手続き必要情報を一目で把握できます。………………

 

+     Certification of Origin など

各協定(日欧EPA/日タイEPA/アセアン協定etc…)を利用して輸入手続きを進める場合には、Certification of Origin(原産地証明書)などの必要書類。
(協定によって、原産地証明書は商工会議所発行が求められるものや、自社発行証明で良いなどの違いがあります。)

 

3.終わりに                  

コンテナ船、フェリーや航空便での出荷時には、SHIPPING ADVICE をしましょう。
航空便の場合は、(世界は日々近くなっている!)空港を出発すると数時間後には輸入地空港に到着してしまう!!なんてことも多いので、
AWBなど書類を入手次第SHIPPING ADVICEをして、輸入側がスムーズに輸入手続き出来るようにしましょう。

では、また。

記事を書いた人

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前田 みちえ

事務の前田です。
”ニット” をキーワードにデスクワーク目線から
感じたことを綴っていきたいと思います。
宜しくお願いします。

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