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皆さん、こんにちは!

繊維って本当に種類によって特徴が異なるので混乱してしまう時がありますよね・・・

そんな悩みを解決するためにもできるだけシンプルにまとめていこうと思い、今回は化学繊維の代表であるナイロンについてお答えしていきます。

 

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ナイロンのできるまで

ナイロンは、工業化に成功した合成繊維としては始めてのもので、1938年に石炭と空気と水から開発された人口の繊維。米デュポン社の研究員だったカローザス博士が中心になり研究を進めていた合成繊維をナイロンと命名し工業化に踏み切ったのが始まりです。昔、繊維は麻やシルク、綿など天然のものが多かった時代に人間の手によって繊維を作り出したいという考えがでてきました。そんな中、ヨーロッパでは、絹への憧れからレーヨンの製造の研究が進んでいました。ナイロンは、もっとも早く工業化をされた合成繊維で、現在は石油を使用し化学的に合成して作られ、液状の原料から紡糸して繊維にします。作られた当初は、鋼鉄よりも強く、クモの糸よりも細い、と言われていました。当時のストッキングはシルクの物より高かったようです。

上記の通り”ナイロン(nylon)”というのはアメリカのデュポン社によって作られた商標名。
正式にはポリアミドと言います。デュポン社のストッキング用の繊維として用いられ、「伝線しない」を意味する「no run」に由来する名前だと言われています。

 

 

主に繊維に使われる種類は2つに分かれナイロン6と66がある

1、ナイロン6の方が衣料用に多く使われ、生産量の多くは長繊維で、羊毛や綿、麻などと混紡用として短繊維も生産をしています。

2、ナイロン66は特に耐熱性が優れているので、タイヤコード、漁網、シート、ロープなどに使われています。

 

 

この2種類の違いは、合成原料の炭素原子の数の違いで、ナイロン6は木綿、ナイロン66はシルクに近い肌触りとされています。また、ナイロン6に比べてナイロン66の方が融点は高い(ナイロン6 約220℃、ナイロン66 約260℃)ため、産業用にはナイロン66が好まれる傾向があり、衣料用には風合いに少し差が出る為に商品によって使い分けられています。

耐久性の話になりましたので、アウトドア用品によく使われている※CORDURA(コーデュラ)も元は同じナイロンです。通常のナイロンの7倍の強度があるということで、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

 

※コーデュラ®とは、ナイロンの7倍もの強度を持つ耐久性に優れた繊維で、インビスタ社の登録商標。 高機能の衣服、用具、ワークウェアに使われる「丈夫な素材」。現在ではさらに耐久性が必要とされる衣服や用具から日常着にいたるまで様々な製品に使用されている。

 

ナイロンの長所

1、強度が衣料用の繊維の中で最も強く、濡れても強度の低下が少ない

2、摩擦強度があり摩耗しにくく、他の繊維に少量を混紡するだけで耐久性を増すことが出来る。

3、弾力性に優れ、復元力もあり、体の動きに合い着心地も良い。

4、衣料用の合成繊維の中で最も軽い。

5、染色性が良く、発色も良いので鮮明な色が出しやすい。

6、アルカリや酸の薬剤、油類にも強いので汚れにくく、速乾性がある。

 

繊維形状が自由に作ることができるため、複合繊維や極細繊維などにも自由が利きます。ナイロンの単糸であるフィラメントにさまざまな物質を練りこんで、静電気をおさえたり、保温性能をあげたりといったことも可能です。耐薬品性に優れるとともに、海水や油にも強いです。形が崩れにくく、弾力性に富んだ繊維です。適度に伸びるという性質があるため、衝撃を吸収する用途にも使われることがあります。化繊の中でも軽い素材です。

 

ナイロンの短所

1、耐熱性が弱いので、熱を加えると変形をしてしまう。

2、日光に弱く、日にさらしていると少しずつ黄変をしていく。

3、ハリやコシが無いので単体で使用をすると型崩れを起こしてしまう。

4、ポリエステルなどの原料に比べコストが高い。

白いナイロンの、紫外線や日光照射による黄変には注意を要します。昨今はこの耐候性についてはずいぶん改良はされています。化繊としてはめずらしく、酸に弱い性質を持ちます。濃度が薄いものでも、酸性の液体には溶けてしまうことがあります。また、ポリエステルに比べて価格が高いという難点があります。また天然繊維系のものに比べ、静電気についても気をつけたいポイントです。耐薬品性がメリットのひとつと挙げましたが、酸性の薬剤がかかる用途には不向きとなります。

 

まとめ

今回改めて、ナイロンにつてまとめましたが、やはり手持ちの洋服中でもウィンドブレーカーなどの耐風性が優れているアイテムや軽量で丈夫なアウトドアバッグではナイロンが活躍してますね!

 

 

ファンシーヤーンを作るにあたってはその軽さと強度から芯糸やカバーリングなど構造の柱的な役割を果たしてくれる素材です。先人の知恵とまではいきませんが、最初に考え付いた人は本当に素晴らしいなと改めて思いました。

 

それでは!また!

記事を書いた人

沓澤 龍昇
沓澤 龍昇

素材部の沓澤(クツザワ)です。出身は山形です。前職ではメンズセレクトショップで働いていました。皆さんと一緒にかっこいいニットをつくっていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

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