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こんにちは、佐野です。

紡毛の強撚糸にチャレンジしました。

ウールの強撚糸、ドライタッチが心地よく昨年ぐらいからまた問い合わせも多くいただいております。

今回はそんな強撚によるかっこよさが詰まった編地ができましたのでご紹介いたします!

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紡毛の細番手を用いた強撚糸にチャレンジ

強撚糸を試作してみよう、と意気込んで、個人的にも好きな紡毛でチャレンジすることに。

しかし、、ニット用の紡毛糸は双糸であることがある程度条件となってしまい、
元糸も1/10~1/16ぐらいの種類が豊富ですので、双糸となると上がりの番手が1/5~1/8と若干太目になることが多いため、梳毛系の強撚が主流なのかなと勝手ながら想像しております。

そこで今回は、強撚糸にしたときにやっぱり12Gぐらいにかかってくれるとキックバックやドライタッチもより生きてくると思い、1/24クラスの紡毛糸の中では比較的細番の糸を選びました。

この後ご紹介いたしますが、この判断はなかなか良い感じにできました!

なんともかっこいい両畦の編地が出来上がりました!

出来上がった編地がこちらです!

ご覧の通り、両畦の編地です。

上にもある通り、1/24の紡毛糸を強撚にしております。

手順としては”単糸に限界まで追撚”をかけ、単糸のまま12G1本取りで編立を行いました。

種類にもよりますが、一般的な紡毛の単糸ですと編み立て時のテンションに負けてしまい糸切れを起こしてしまいます。

ですが単糸に追撚をかけて強撚にすることで糸の強度も増し、単糸でも編立ができてしまう、という構造です。

デメリットはご想像の通り斜行してしまうこと。

なので天竺は難しいのですが両板組織であれば問題ありません。

リブやゴム地でも良かったのですが、強撚糸独特のすっきりとした目面を活かすには両畦がいいんじゃないか??と思い今回は両畦で試作してみた次第です。

想像通りすっきりと言いますかシャキッとしてて、畦目の立ち方もとても立体的。

そして程よいキックバックとドライタッチに加えて紡毛ならではのスポンジッシュな風合いがなんともいえません。

めっちゃかっこいいです!!

デザイナーさんにも笑われてしまった目面へのこだわり

この編地ができたとき、早速デザイナーさんへお見せしたところ、”そんなところ誰も見ないよ!”って笑われてしまいました。笑

それは何かというと両畦の畦目の1目、です。

アップの画像も載せてみますね。

これ、強撚糸にしたことで畦目の1目1目がニットのVの字にならず、
本当に若干だけレの字になっていることがわかりますでしょうか??

これによって畦目の縦一列が片方だけビシッとまっすぐになり、余計に目が立って見えてかっこいいんですよね!

これが強撚糸のおもしろさだよな~って。

糸も梳毛の1/48とか1/60を使わず、紡毛の1/24というのがまた絶妙だったかと。

紡毛の中では細番ですが、総合的に見たら中間ぐらいの太さですので、こういった畦目の一目一目もわかりやすく目立ってくれています。

、、、なんて話をめちゃめちゃテンション高くプレゼンしたら笑われてしまい、、楽しい商談となりました。

まとめ

以上、紡毛の強撚糸にチャレンジした内容でした。

強撚も方法はいろいろとありますが、今回のように単糸の追撚とかであれば比較的小ロットでも生産できますので是非企画の参考にして頂ければと思います。

それでは。

記事を書いた人

佐野 貢士
佐野 貢士

ミリタリーをはじめ、ヴィンテージのセーターとロックンロールが大好きです。
ギター歴10年、編み物歴は5年になります。
このブログでもニットとロックを絡めた内容で書いていきたいと思っています。
宜しくお願いします!

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