ニット製品の編み機ってどんなものか知っていますか?

  • ニット製品や糸を生産する工場

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皆様こんにちは!

暖かい日が増えてきて春が近づいてきましたね。

私はミモザが大好きなのですが、近所にあるミモザの木が満開に近づいてきました。

とっても嬉しい、、、^^

ただ、花粉症に悩まれている人も多くみられますね。

暖かくなるのはうれしいですが、しっかり対策をして頑張りましょう!

さて、ニットにまつわる豆知識を製品インスタグラム@maruyasu.knitにて配信しています。

今回は編み機について書きたいと思います!

家庭機・手横・自動機の3つの編み機をご紹介します!

ニットの編み機について知っていますか?

ニットの編み機について、どこまでご存知でしょうか?

「編み機」と一言で言っても、いろんな種類があります。

丸編み、横編み、経編み…ニットは本当に奥深いです。

(経編みは、1本の糸から編まれる訳では無いのですこーし特殊なジャンルなのかもしれないですね。)

家庭機

家庭機(家庭用手編み機)はもともと工業用ではないのですが、

独創的でオリジナリティの高い編地を編むことができます。

また、家庭用というとこもあり、机に取り付けておけば、気軽に編むことができます。

針目は1方向にしかついていないので、柄の制限はあるものの、基本的な天竺やリブ、タックやレース(透かし柄)、引き換えしや成型までできてしまいます!

手横

続いては 手横 です。

後程紹介する自動機(コンピュータ制御編機)がニット生産(工業用)の主力となっていますが、海外生産ではまだまだ現役でこの手横が使われています。

家庭機にくらべ、針の並びが(ベット)が逆V字状についています。

これにより、編める編地の幅が広がります。例えば、市場で見かける機会の多いミラノリブは、家庭機では編めませんが、手横では編めます!

自動機

最後に紹介するのが、自動機(コンピュータ制御編機) です。

国内外問わず大活躍の編み機です。SHIMASEIKI(島精機製作所)と ストール社が有名ですね。

日本の企業で作られた編機が世界中で活躍しているのは、すごく誇らしいことだと思います。

無縫製ニットのホールガーメントは、島精機さんが開発された技術で、ホールガーメント用の編み機もあります。

自動機のキャリッジは糸の通ったキャリアがたくさん並んでいるのがみえます。

針部分の見た目は手横と似ていますが、編まれる時、人が手作業で何かすることはありません。

内蔵されたコントローラーにプログラミングデータを取り込み、

操作パネルで、度目や速度など微調整を加え、機械が編む!という流れです。

自動機は編むスピードが速いので、糸のテンションもきちんと調節する必要があります!

このデータのプログラミングや、編みの微調整の技術はまさに職人技で、

ニッターさんの経験やセンス、知識があって初めて編んでいただけるんです!

ニッターさんに足を向けて寝られません!

最後に

いかがでしたでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

また、次回も基本的なお役立ち情報を更新する予定ですので、宜しくお願い致します^^