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こんにちは。
航空便での輸入時にでてくる AIR WAY BILL。 貨物の追跡に AIR WAY BILL の番号をきかれるのですが、 AIR WAY BILLをみるとそれらしき番号ー MAWB NO. と HAWB NO. ーが二つあります。今回は、その違いを述べていきます。

 

1.AWBの種類

以前のブログ(https://www.knitmag.jp/19665)でお話した飛行機を使ってニット製品を輸入する際に入手するAWB (AIR WAYBILL)には、
MAWB ( MASTER AIRWAY )NO. と HAWB ( HOUSE AIR WAYBILL ) NO.が記載されています。

2.MAWB と HAWB

MAWB :航空会社が発行するWAYBILL ( 貨物運送状)。
直接航空会社が輸送依頼した各荷主(フォワーダー:混載業者)へMAWB を発行
HAWB : フォワーダー(混載業者)が発行するWAYBILL (航空貨物運送状)。
直接航空会社へではなく、フォワーダーに輸送依頼をした各荷主へHAWBを発行。

(例)
空便の貨物を輸出する際には、フォワーダーを利用。

(流れ)
フォワーダーは弊社含め各荷主からの依頼貨物を一つの大口貨物に纏める

フォワーダー複数社からの貨物をまとめて、航空会社に目的地までの輸送依頼をする

航空会社からフォワーダーへMAWB が発行される


フォワーダーが各小口荷主へHAWBを発行する

添付のようなHAWB NO.が記載されたHAWB を入手すると、

内容( SHIPPER/CONSIGEE / DATE / FLT NO. / VOLUME etc)を確認して輸入側へ渡します。

※ もし、フォワーダーを使わずに直接航空会社へ弊社が直に輸送依頼をすると、航空会社からMAWB を受け取る事になります。

 航    空    会    社

  ↓   MAWB を発行          ↓
フォワーダーA                         フォワーダー B

     ↓      HAWB を発行        ↓

荷主A  荷主B                       荷主 C    荷主D    荷主 E

なぜ、直接航空会社へフライト予約せずに、フォワーダーに依頼する?

航空会社へフライトの予約をしただけで、荷物の輸送手配が終了にはならず、他に税関への輸出申告・空港倉庫とのやりとり・保険付保等をそれぞれ別に手配が必要ですが、フォワーダーに依頼すると相手国までの手配すべてを手配してくれるからです。
コスト : 小口の荷主が直接航空会社へ依頼するのと、フォワーダーからの小口貨物を纏めたて一つの大口貨物の依頼では、大口貨物の方が、輸送費が安くなる
諸手配 : 小口荷主が直接航空会社へ依頼するとは、 空港から目的空港までの輸送のであり、他手続き、つまり税関や倉庫とのやり取り、保険付保手配など自身でやらなくてはならないですが、フォワーダーを利用とは、これらの諸手続きが含まれており、また経験豊富な知識に助けられる事が多々あります。

 

3.終わりに

輸出入に携わる中で、よく目にするMAWB NO. と HAWB NO.  の違いが明らかになり、すっきりしました。

では、また。

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