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どーも、こんにちは!

丸安毛糸の飯島です。

みなさんいかがお過ごしですか?
私も入社して3か月、2回目のブログとなりました。
工場さんとのやり取りも増え、最初は何もなかった机の周りも製品サンプルやスワッチなど、徐々に編地に囲まれてきました(笑)
今回はそんな日々の仕事の中で気になったことをテーマにお伝えしたいと思います・

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風合いの判定の仕方ってどうしてるの?

さて、今回は風合いの判定のしかたについてです。
生地の引張強さや、ピリング性、堅牢度など物性試験を依頼して、数値として見える形で判別することはありますよね。
しかし、布地、編地にとって風合いというのは、いくら言葉で聞いても、触らないとわからないものです。
そこでふと思ったことですが、よく言う風合いというものはどうやって判別しているのでしょうか?

気になっていたので、風合いについて調べていたら、面白い記事があったのでご紹介します。風合いにも判定の仕方があるんです。
引用元は(繊維製品の基礎知識(改定第二版):発行者 日本衣料管理協会)

そもそも風合いとは?

“風合いの内容”
人間の感覚による評価を官能検査(感応評価)というが、風合いは繊維製品の代表的な官能特性である。風合いは、布地以外でも、紙、フィルムなどの品質評価につかわれる。
布の風合いは広義には触感覚の他に視感覚、聴感覚(絹なり、衣擦れなど)に関する性質も含まれるが、実際には狭義に捕えられて布地に触れたときの感じ(触感覚)、すなわち手ざわりや肌ざわりの感じを言葉により表現したものいう。

 “判定の方法”

例2

例1例3

“風合いの判定法”
風合いは、一体どんな触り方をして判定しているのであろうか。
風合い判定を専門とする人の触る動作を観察すると、大きく分けて8つのタイプ、詳細に分けると10のタイプがある。

① 布地を二つ折りにして親指、人差し指、中指を動かしながら判定する。
(そのとき、布の内側に入れる指が中指の場合、人差し指の場合、両方の指の場合の3通りある。)
② 布地を二つ折りにして親指を折り目の上に、ほかの指を下にして、親指、人差し指、中指を動かしながら判定する。
③ 布地を二つ折りにして親指と人差し指ではさむようにして押さえ判定する。
④ 布地の表面をなでるように手をすべらせて判定する。
⑤ 布地を両手でつかみ、引っ張る。
⑥ 布地を手のひら全体で握りこむ。
⑦ 親指と人差し指で環をつくり、布地を環の中に入れて通す。
⑧ 布地をつまんで上にあげ、パッと下に落とす。

毛織物の場合は布地を二つ折りにして判定するタイプ(①、②、③)、合繊織物の場合は手のひら全体でにぎったり、狭い環の中を通したり(⑥、⑦、⑧)の他に二つ折りにして(①、②、③)判定するタイプなど、対象とする布地の種類によって触り方が異なる。専門家はどんな触り方をすればその布地の特徴が把握しやすいかを知っていて、そのようにしていると考えられる。

風合いの専門家!?

風合いを専門とする人がいるんです。皆さんご存知でしたか?
官能検査で評価をしているんです。評価項目などとても気になります。
そもそも、こうやって触り方が分類されて、文字におこされていることに驚きでした(笑)
項目など気になってしまったのですが。今回はここまでとさせていただきまして、また調べて発見したことはお伝えしたいと思います。

最後に、、、

生地選びや、スワッチを確認するとき。打ち合わせなど皆さんで生地を回したり確認しますよね。
もっとも感覚的な判断ですが(笑)触って感じてみないとわかりません。人の肌に触れるもの、好みや良し悪しも感覚ですよね。繊維に携わる仕事なら、たくさんの生地、素材をさわって差を感じられるようになりたいものです。

普段何気なくしている行為ですが、感覚を確かめながら、指先や手のひらなど触る部位をかえて試していると思います。迷ったときなど、この分類なども参考にしてみて、いつもと違う触り方で試してみてもいかがでしょうか?

 

ではまた!!

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丸安毛糸 編集部

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記事を書いた人

アパレル会社・企業向けにセーター用の糸と製品の販売を行っている丸安毛糸株式会社です。
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