今年も年末調整の時期がやってきました。皆さんはもうお済ですか?
- 仕事に役立つ豆知識
- 投稿日:
- 2017/11/16
- (更新日:2020/6/27)
こんにちは。今年も年末調整の季節がやって参りました!既に提出済みの方もいるかと思いますが(弊社は11/10締切!)これから提出する方の為に以前書いたブログに追記して再UPです。※2015年11月12日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年11月16日に再度公開しました。
こんにちは、丸安毛糸の阿部です。今日は11月12日、今年も残すところ、あと1か月と半分となりました!!このままバタバタと忙しく年末を迎えそうです。みなさんはいかがでしょうか?すっかり寒くなりましたのでお体をご自愛ください。
さて、みなさんは年末調整の書類の提出はお済になられましたか?会社によって色々でしょうが、弊社は明日が締切です。(業務連絡、まだ提出が済んでいない方は明日迄です。)私も無事に社労士さんに提出できるまで気が抜けません。今回は、会社勤めしている方へ私なりに年末調整の気付いたことを何点かまとめましたので、参考にしていただけたら幸いです。
そもそも、年末調整って?
毎年、毎年、何十回と書いている年末調整の書類ですが、毎年どうやって記入するのかと頭を抱えている方も多いのでは?そもそも、年末調整ってなんぞや?ってことですが、簡単に説明しますと、1年間に概算で収めた所得税を1年間払った保険料や住宅ローンを控除して再計算して収めすぎた所得税を戻しますよ~というサラリーマンへ還付する国の制度です。けして払った住宅ローンや保険料が全て戻ってくる訳ではないのでご注意を!また逆に扶養者の所得が申告していたより増えていた場合などは税金の追加の支払もありますよ。
それは確定申告ですよ!
全てが、年末調整で済ませれば楽チンなのですが、1年目の住宅ローン減税また医療費控除は確定申告しなければなりませんので、ご注意を。
今年から登場!マイナンバー記入欄。
今回の用紙から登場した、個人番号記入欄、通称マイナンバー。ただし、こちらは今年に限って記入の必要はありません。ってそもそも届いていないので記入しようがありませんね。国民全員ですからね~果たして今年中に届くのでしょうか?来年以降は記入しなければならいようですが、誰がどのように記入するのか、会社によって対応が色々なので担当の方にお聞き下さい。
まずは、名前、住所の確認。
自分で記入する場合は問題ないのですが、社労士さんや税理士さんに依頼している場合は、あらかじめ申告書に本人の名前、住所、配偶者、扶養者の名前が印刷されていることがあります。ですが、会社から伝え漏れがあったり、印刷ミスがあったりすることもあるので、当たり前のことですが、しっかりと確認して間違いあれば二重線で訂正して提出してください。間違いないことを確認したら押印して提出です。申告するものがない方はこれでおしまいです。
収入と所得の違い
配偶者特別控除申告書に必要な収入と所得の記入。よく聞かれるのが、「収入と所得はどう違うの?」です。
収入とは給与金額そのもので、何も控除されていない金額をいいます。けして手取り金額ではありません。
収入=給与の額面、控除される前の金額。
所得とは上記の収入から給与所得控除額を差し引いて算出した金額を表します。こちらも、けして手取り金額ではありません。
所得=収入ー給与所得控除額
また、平成29年度の税制改正により、これまでは夫(妻)の収入がいくらであっても、妻(夫)の年収が103万円以下であれば、一律に38万円の配偶者控除が受けられましたが、平成30年1月からは夫(妻)の年収によって控除額が変わり、1220万円を超えると配偶者控除は受けられなくなりました。まぁ~個人的には沢山収入あるから控除なんて必要ないのでは・・・・・ブツブツ。またこれまでは3最大38万円控除を受けるには年収が103万円だったのが150万円となりパートナーの働く壁が103万円から150万円とかわりました。
給与所得控除額がわかる表は、国税庁HPに詳しく記されていますので、参考にしてください。
保険料控除申告書欄
10月中旬頃から各保険会社から届く、保険料控除証明書や保険料払込証明書を添えて提出です。まだ、届いていない場合は速やかに保険会社にお問い合わせください。
控除される最高額は生命保険料で、
新保険料 40,000円
旧保険料 50,000円
上記の金額が戻ってくるわけではなく、あくまでも控除される金額なので、ご注意ください。
まとめ
いかかでしたでしょうか?かなり大雑把な説明になってしまいましたが、少しは参考になりましたでしょうか?税金や年金のことは、特に学校で教えてくれるわけでもなく、社会人になって給与から何十年も引かれていく仕組みです。私も解らないことだらけです。これからは、税金の仕組みの基本的なことを学校で教えてから、社会に巣立って行く教育をしてくれたらなぁ~と思いました。
最後に年末調整は、年に一度だけ書く物だけで、難かしくて面倒ですが、自分の税金ことですから、自分で書いて調べて、少しでも税金に興味を持って貰えたらなぁ~と感じたました。
それではまた。