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みなさんこんにちは。

最近、いつも何気なく指示していた2×1リブが、間違って工場から上がってきてしまったことがありました。

確認したところ、工場さん曰く2×1リブには2種類あるとのことで、2×2リブとはまた違った編地になっていました。

確かに、見た目は表2目、裏1目に見えるのですが、裏1目がブタ目のように見え、表は総針のような表情になっていました・・・。

後でご紹介しますが、2×1リブと2×2リブの見え方はあまり大差ありません。

認識の違いは仕方ないですが、裾や袖口、衿のリブは様々なものがあり、製品の表情を決めるといっても過言ではないな、と思いましたので、今回付属を集めてみたいと思います!

 

目次
  • ニットの裾に注目!
  • まずは基本!1×1リブ
  • 2×2リブと2×1リブの違いとは?
  • まっすぐが好きなら袋編み
  • 編み出し利用
  • スカラップ・ピコット
  • まとめ

 

 

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ニットの裾に注目

何気なく着ているニットのセーター。

裾や袖口に注目してみると、いろんなデザインがあります。

きゅっと細くなっているものもあれば、そうでないものもあります。

裾のデザインは全体のシルエットにも影響する、ニットの大事な要素なんです!

言うなれば、縁の下の力もちのような存在!

 

今回は、基本的な4つのデザインと、その特徴をご紹介します。

 

 まずは基本!1×1リブ

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裾を思い浮かべる時、このデザインが出てくるひとは多いと思います。

左右に伸縮性があり、裾や袖口をきゅっと細くしてくれます。

だらーんとせず止まってくれるので、ニットならではの丸みのあるシルエットをつくることができます。

 

オーソドックスなニットを作りたいときにおすすめです。

また、やわらかく縦に出る線も細いので、すっきりとしたデザインにも合いそうです!

 

 2×2リブと2×1リブの違いとは?

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続いて紹介するのは、2×2リブと2×1リブ。

上が2×2リブで下が2×1リブです。

 

最初に紹介したように、見た目はあまり変わらないんです!

しかし、よーーーーーーく見てみると…

 

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上に続く編地に注目です!

2目の縦線の間にある目数が違うんです!!

 

そして、特徴にも違いがあります。

実は、2×2リブのほうが左右の伸縮が弱く、2×1リブは強いとされています。

2×2リブにしてみたら、思っていたより締まらなかった、

という経験がある方もいるのではないでしょうか。

針立てで解説しますと、2×1リブは前ベットと後ろベットが半ピッチずれて編まれるため、2×1リブの「1」は総針の針立てになり、2×2リブよりも糸の渡りが短くなるため、2×1リブの方が伸縮が強くなる理屈になります。
少しマニアックでしたでしょうか。。。

下は2×2リブです。後ろベットと前ベットが平行に並んでいる配置で①⇒②を繰り返すため、糸の渡りが長くなっていますね。

 

見た目は、どちらも1×1リブより縦の畝が太くなるので、

厚手のニットやメンズニット、ケーブル柄などの時は2×2リブや2×1リブに

してみても良いかもしれませんね!

 

まっすぐが好きなら袋編み

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袋編みの特徴はなんと言っても縮まらないことです。

プルオーバーに使うと、Tシャツに近いシルエットに

カーディガンに使うと、ジャケットに近いシルエットにすることが可能です。

トップスに限らず、スカートやパンツの裾にも使えそうですね!

私も学生時代に作成したニット製品は、ジャケットなどを袋編みにして作成しました。

 

編み出し利用

編み出しをそのまま利用するやり方もあります。

ワイドリブの編み出し
正確には、最小コースで1×1リブを入れて、ワイドリブがそのまま編み出されているように見せるやり方です。
最小の丈分の1×1リブは、遠目からみるとあまり目立たないので、附属を目立たせたくない場合に有効です。

他、伏目から編み出す方法はきりっぱなし感が出て、フリル感もありカジュアルな雰囲気になります。編み出しを落ち着かせたい場合は最小コース1×1リブを入れるやり方をおススメします。

 

ミラノリブやスムース編みの編み出し
ミラノリブやスムース編みはグランドにも使用されますが、編み出しを使用することが出来ます。
組織として、伸縮が少なくしっかりした厚みもあるので、ジャケットなどに向いています。

 

スカラップ・ピコット

番外編ですが、このようなデザインモノもあります。

かわいらしいテイストになりますが、ニット特有なので、高級感があるようにも思えます。

機械編み、手編み、それぞれ出来ることがあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ニット製品を作って、何かが違うと思ったら、それは裾のデザインが影響しているのかもしれません。

目指すニットつくりに活用頂ければと思います。

それでは、また。

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