
こんにちは。八嶋です。
涼しくなってきたな~と思っていたら、最近朝は寒くて、起きるのがつらくなってきました。
寒いととにかく着こんでしまいますが、肩も凝るし動きずらいし、というのが私の冬の悩みです。
そんな時、 これ1枚着ておけば暖かい! そんな服が合ったらいいですよね。
今回はそんな夢のような素材 カシミヤ についてのお話です。
目次
カシミヤの暖かさの秘密
まずカシミヤとは、カシミヤ山羊から取れる獣毛のことを指します。
その繊維は非常に細くやわらかで、保温性・弾力性(伸縮性)があります。
マイクロンという単位で表すと(小さいほど細い)14~16マイクロン!
羊の毛は一般的なレギュラーウールと呼ばれるもので20.5~22マイクロンですのでだいぶ細いですね。
(羊の繊維も、いろいろな細さがあり、高級なものはカシミヤに引けを取らない細さのものもあるんですよ!)
基本的には羊よりも細いため、着たときにちくちくせず、肌触りの良いあったかセーターが出来上がるのです。
では、なぜ細くて柔らかいかと言いますと、
カシミヤは、中国・モンゴル・イランなど山が多く夏と冬の寒暖差が激しい地域に生息しています。
冬になると氷点下何十度!になる場所で自分の身を守るために、表面の粗い毛の間にほそーい産毛を生やすそうです。
そのほそーい産毛がセーターの原料になります!
この原料は捲縮しており(クリンプともいいます)、1本1本パーマがかかったようになっています。
そのため真っ直ぐな毛より空気を沢山含み、熱を保温してくれます。細くてくるくるの毛がぎっしり生えていたら、確かに暖かそうです。
夏が近づき暖かくなってくると、カシミヤ山羊も衣替えをするそうで、5月ごろにその細い産毛は抜けてしまいます。
その時期に合わせて櫛を使って産毛を梳きとるのですが、1頭から100g程度しか取れないのです。
丸安毛糸のカシミヤブレンド素材
弊社のSabrich セーブリッチ (カシミヤ80% セーブル20%)をファー加工したサンプルがこちら。
驚きの毛足のながさというかもう本物の毛皮と見間違えてしまいそうです。
もともと洗いや縮絨によって毛足が出やすい素材なのですが、ここまでふわふわになるとは驚きです。
まとめ
寒くて動けない!!!なんて日も、カシミヤのセーターがあれば乗り越えられるはず!
そんな 冬の日の特別なセーターづくりのお手伝いをさせていただきくことが出来たらうれしいです。
それではまた次回!