番手、素材の組み合わせで変わるニットの表情
- 編み・柄
- 投稿日:
- 2017/5/18
- (更新日:2020/6/27)
皆さんこんにちは。
丸安田沢です。
日中は暖かいのですが、朝はまだまだ冷え込む季節ですね。
朝家を出る時が寒いので、若干服のチョイスが難しいです笑
さてさて本題に入ります。
今回はただの編地ではなく、もともとの素材の組み合わせを一枚のニットの中で、何種類かつかったり、
番手を一つだけではなく、何種類かいれてみたニットを紹介したいと思います。
- 番手の組み合わせだけで変わるニットの表情
- まとめ
番手の組み合わせだけで変わるニットの表情
まずはこちらをご覧ください。
細い糸と太い糸の組み合わせはよくあると思いますが、この編地は太い糸の箇所はより厚く、細い糸の箇所はより薄く表現されているのがわかりますでしょうか?
理由は編み組織を天竺ではなく、ミラノリブに変えているからです。
ミラノリブは組織の編成上、袋を部分的に編む必要があります。その袋を編む箇所で糸を切り替える番手を変える事により、
ただの番手の組み合わせの編地ではなく、よりメリハリを付けた番手の組み合わせにできます^^
ただ、ミラノリブの特性上、目付が掛かってきますので、大きい物にはあまり適さないかもしれません!
因みに目付をかなーり軽くできる方法もあります。
組織をハーフミラノに変えて尚且つ糸をもっと細くさせて、度目も甘くして見たのが、こちら。
どうでしょうか?
先ほどの編地は凹凸感にメリハリはあったのですが、厚みなどはそれなりに残した編地でした。
それに比べこの編地は透け感がかなり強い編地になっていると思います。
編み組織をハーフミラノに変えたというのもありますが、糸と、度目を編める限界まで調整することで、番手の組み合わせという同じカテゴリーでもここまで表情を変える事ができます^^
まとめ
さて、如何でしたでしょうか?
よく見かける天竺での番手の組み合わせの商品とは全く違う表情になりますよね^^
また、素材の組み合わせや、度目などいろいろ調整する事によって、似たような表現方法でも顔が違ったりしてきますので、
自分の好きな求めているものを追及してみてください。
では!