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こんにちは、佐野です!

 

先日丸安展本社開催を無事に終え、たくさんいただいたピックアップ資料の作成を続ける毎日です。

来週は大阪展!!

関西方面の皆様、ご来場お待ちしております!

 

さて、今回のブログですが、
秋冬の人気素材セーブリッチについて。

セーブリッチとは、カシミヤ80%セーブル20%の2/16。

紡毛紡績で紡績した高級素材です。

 

紡績前のセーブルの“原毛”を入手できましたので、特徴とともにご紹介したいと思います!

 

目次

  • これがセーブルの原毛です!!
  • セーブルの毛が持つ特徴
  • まとめ

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これがセーブルの原毛です!!

早速ですが!どんっ!!!

この右下がセーブルの原毛です!

左下がホワイトカシミヤ、上がブラウンカシミヤです。

画像だと、・・???って感じですよね。笑

簡単に申し上げますと、混紡する際の相方であるカシミヤの原毛と比べると、
やわらか!!!!!!って感じです。

ただでさえ気持ちの良い柔らかさのカシミヤとくらべてもここまでとは、、、、

セーブルの原料価値がカシミヤの3倍と言われるのも頷ける肌触りで、とにかくふわふわで柔らかいです。

 

繊維長はセーブル(クロテン)の画像の通り、とても短く、手でつまんでみても明らかな差がありました。

ちなみにこんな感じです。

こちらがカシミヤです。

 

 

そしてこちらがセーブルです。

上のカシミヤはつまんで引っ張るとある程度伸びてくるのに対し、セーブルはつまんだ分だけ切れてしまう、といった具合です。

繊維長、即ち毛自体の長さがここまで短いとなると、柔らかさの秘訣は毛の“細さ”にあるんだなと、容易に想像ができました。

この、毛の細さについて、もう少し詳しく触れていきます。

 

 

セーブルの毛が持つ特徴

毛の細さを、私たちは“繊度(せんど)”と呼び、μ(マイクロン)という単位で表します。

近年、ウールでも高い品質のものが使われる機会も増えており、16.5マイクロンとか、17.5マイクロンとか、よく耳にする言葉かと思います。

数値が低いほど、細い毛である、ということになっています。

ちなみに織物でいうとスーパー140’sとかスーパー120’sとかで表したりしますよね。

獣毛の繊度もこれで表すことができ、カシミヤとセーブルは以下のようになります。

 

●カシミヤ:13~14μ

●セーブル:11~12μ

 

衣料に使われるレギュラーなウールが22~23μぐらいで、注目の高品質なウールでは16.5~17.5μほどです。

数値で見てもカシミヤもしかり、セーブルの毛の細さがご理解頂けるかと思います。

 

さらに、セーブルの毛はとても暖かい構造になっています。

カシミヤにはない“気泡”を多く含んでおり、保温性に優れ、膨らみも増し、結果として軽くて暖かい製品に繋がる、というしくみなんです。

 

ここまでの内容は、展示会のご案内状に同封いたしましたLOVE KNIT通信vol.9でも紹介しております!

お持ちの方は是非今一度見てみてください!!

 

 

まとめ

人気素材、セーブリッチの軽さと暖かさの理由について、ご紹介いたしました。

リピートで毎年お使いいただくお客様も増えており、嬉しい限りです。

セーブリッチで作った商品を販売する際、是非今回の内容もご活用頂ければと思います。

 

それではまた次回^^

記事の内容やニットに関することは、お気軽にお問い合わせください

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佐野 貢士

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記事を書いた人

ミリタリーをはじめ、ヴィンテージのセーターとロックンロールが大好きです。
ギター歴15年、編み物歴は10年になります。
このブログでもニットとロックを絡めた内容で書いていきたいと思っています。
宜しくお願いします!

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