Proof Plus Yarn(撥水)の進化
- 繊維と糸
- 投稿日:
- 2020/7/1
- (更新日:2020/7/4)
皆さんこんにちは。
今年も梅雨入りをして傘の手放せない毎日が続いていますが皆さんは如何お過ごしでしょうか?
昨年に比べると未だゲリラ豪雨は少ない様に思えますがきっとこれから増えてくるのでしょうね?
又、今年はコロナウイルス問題でマスクの着用があたりまえとなっていますがこの梅雨時はマスクも
濡れたり蒸れたりで不快に感じる事が多いかと思います。
今回はそんな状況を少しでも解消出来るProof Plus Yarn(撥水糸)の進化を紹介したいと思います。
1.一般の撥水加工
私達が普段見かけている撥水加工の商品の代表作はレインコートやヤッケなどですが、
これらは織物やジャージの生地に撥水剤を熱でコーティングしている事が多いかと思います。
これらは熱と圧力で撥水剤をコーティングする為、生地が潰れてしまい硬くなりがちです。
風合いを生かそうとすると単純に撥水剤を生地に浸けるだけなので耐久性が悪く2~3回洗った
りクリーニングに出すと効能が薄れてしまい市販の撥水スプレーを上掛けして保護する事になります。
(皆さんも覚えが有りますよね)
2.Proof Plus Yarn 撥水
ではProof Plus Yarnで作られた撥水ニット(レインセーター、レインニット)は何が違うの??
Proof Plus Yarnの撥水は糸の段階で撥水加工を施す為、生地が硬くなったり潰れる事が無いので
従来のニット同様で柔らかな感じなんです。
そしてニットの大きな特徴でも有る編目はからは体内の余分な湿気を放出する事が出来るので
梅雨時のジメジメも解消で一石二鳥って感じです。
勿論、洗濯やクリーニングにも強く20回の洗濯やクリーニングでも十分対応出来ています。
この時季は汗ばむので毎日家庭で気軽にお洗濯したいですよね~。
このセーター(ニット)ポリエステル100%の糸で編まれています。
ザックリとした鹿の子編みのセーター(ニット)でも何とかクリアーしています。
これらはポリエステル素材なのでプリントなんかも出来ちゃいます。(これもニット)
これでレインコート風のレインセーター(レインニット)を作っても可愛い感じになります。
3.Proof Plus 撥水の進化
今迄は撥水加工に適した素材と言えばポリエステル100%と言われていましたがProof Plus撥水の加工は
どんどんと進化して天然繊維にもかける事が出来ました。
リネン100%にProof Plus撥水加工↓
シルクリネンにProof Plus撥水加工↓
ラクリッチ(チャイニーズラクーン50% ウール30% ナイロン20%)↓
★勿論、綿100%や綿混にも加工できます。
マスクの表面はProof Plus撥水加工が施されています。肌にあたる内側は吸水拡散加工と抗菌防臭加工が
施されているので汗をかいても蒸れない、臭わない、洗って何回も使えるのでとても便利です!
4.まとめ
Proof Plus撥水加工糸は如何だったでしょうか??
撥水加工は水を弾く効果以外にも水性の汚れにも強いという特徴があります。
例えばコーヒーやお茶、ジュースなどの水性の汚れやシミになっても洗うと汚れが落ちやすいんです。
これからの梅雨時はアウトドアー、スポーツのシーンでも大活躍は間違え無しですよね~。
皆さん突然の雨にはお気をつけて~!! ではまた。