スポンサードリンク

こんにちは、佐野です!

最近、いまさらながらTwitterを始めまして、SNSでロックンロールミュージシャンのかっこいい画像を見つけては保存する生活を過ごしております。

特にストーンズのブライアンジョーンズが好きでよく注目しており、本当に60年代??と思うようなファッションに加え、ニットをかっこよく着ている写真を目にします。

今日はニットではないのですが、ブライアンジョーンズの着ていた圧縮系のベストがめちゃめちゃかっこよく、これならニットでも表現できるかも?と思ったのでご紹介です。

※独断と偏見ですので、本人が着ていたアイテムが僕の想像とは違うかもしれませんのでご了承ください!

ブライアンジョーンズの圧縮ベスト。

こんな感じの、ブライアンが良く着ていた白と黒のボーダーのロンTの上に来ているこれ!!

かっこいい。ほんとかっこいい。

金髪のボブっぽいヘアスタイルも、この画像で持っていたファイヤーバードと思われるギターも、何もかも素敵です。

さてこのベスト、圧縮という言葉を使いましたがもしかしたらボアっぽく毛羽立ちのあるものだったかもしれません。

使い古したボアのような、つぶれて圧縮っぽくなったベストと仮定して、ニットに置き換えて考えてみます。

ニットで強縮。もちろんできます!

ニットでの強縮について。

このブログでも僕に限らず何度かご紹介させていただいております。

圧縮という表現を致しましたが、ニットでは強縮、つまり強い縮絨=めちゃ洗いまくることでこの表現が可能です。

洗い方を失敗して縮んでしまったセーターを、あえてもっと極端に縮ませて作るようなイメージです。

素材について、簡単にポイントを押さえてみますと、

“未防縮のウール100%”がベストです

未防縮ウールとは、よく見かけるウォッシャブルウールのように羊の毛を洗えるように加工を施していない純粋な羊の繊維を用いたウール糸のこと。

羊毛=洗うと縮む、という特徴を活かしてがっつり洗いをかけることで編地が圧縮されます。

選択肢を増やしてちょっとした工夫を

さて、未防縮のウールを使用して強縮をかける、というところまで決まったところで、
もう少し踏み込んで目指す方向性を決めてみたいと思います。

ポイントとしては、

強縮を行った後に、

・硬くしたいか

・柔らかくしたいか

・ボリュームを出したいか

・うすく仕上げたいか

など、強縮後の風合いと厚みについて、目指すアイテムによって選択する糸が変わってきます。

もう少し突き詰めると、梳毛か紡毛、加えてその糸に使用されているウール原料のクオリティ(マイクロン)によって、強縮後の風合いが大きく変わります。

簡単にまとめますと、

●レギュラーウールクラスの梳毛→硬めに仕上がりやすい

●エクストラファインウール以上のクオリティの原料

 ・このクオリティの梳毛→しっかりと強縮されつつ柔らかくなりやすい

 ・このクラスの紡毛→梳毛ほどは強縮ないが膨らみが強くボリュームが出やすい

と、こんな感じで大きく特徴が変わってきます。

これら素材の特徴に加え、厚地にしたい場合は本数取りをしてみたり、薄手にしたいときは細番の梳毛でハイゲージなど、アレンジの方法はたくさん存在します。

ブライアンジョーンズの圧縮ベストを目指して

さて!!

強縮にあたって諸々の特徴や方法についてお話ししましたが、本題はブライアンジョーンズの圧縮ベスト!

上に記載しました特徴から、僕が考えるブライアンのベストは、

●英国羊毛混の紡毛を使用

●5Gクラスで1×1のガーター編みor天竺ベースの片袋編み

●仕上げにちょっとだけ編地に起毛

このような方法がベストではないかと考えました。

英国羊毛ってチクチクする、かゆい、武骨なイメージがあると思うのですが、
強縮を試してみたところ驚くほど柔らかくなりました。

英国羊毛はよく“クリンプが強い”と表現されますが、毛質が硬くしっかりしており、カールが強く弾力がある、ということだと認識しております。

これが強縮されることで繊維の一つ一つがより強く丸みを帯び、弾力はそのままに、肌にあたる部分が毛先ではなく毛の側面になることでやわらかく感じるのだと推測しております。

1×1ガーターか片袋ということにつきましては、これまでいろいろと強縮を試してみた結果、天竺のようなシングル組織やしっかりとしたダブル組織よりもこの二つが強縮されやすいということに気が付きました。

恐らく表目と裏目の関係性だと思うのですが、編地に凹凸があることでその分しっかりと縮み、ガーター編みは縦方向に、片袋編みは横方向に縮みやすかったです。

紡毛のため梳毛よりも入りは弱いですが、若干編み目も目視できる状態を保ったままに、膨らむようなイメージでぎゅっと強縮されます。

そして最後に、強縮後の編地にすこーしだけ起毛をかけます。

がっつりではなく、です。

これによって編み目を若干だけ消してしまうようなイメージで、ブライアンジョーンズの圧縮ベストに近づけていきます。

この条件で作成した編地画像も載せておきますね。

ちなみに起毛前はこんな感じです

以上の内容が、今回発見したブライアンジョーンズの圧縮ベストを僕なりにニットで表現する方法です!!

まとめ

長くなりました!

今回の方法以外にも、モール糸を使用したらもう少し現代風なフリースのイメージでもいけるのかな?とか、それに梳毛引き揃えたらどうなる?とか、こんな妄想をしながら日々過ごしております。

いつもイメージと編地までのご紹介だけですので、いずれ実際のサンプルも作る過程も紹介できましたら楽しそうですね。

それでは!

記事を書いた人

佐野 貢士
佐野 貢士

ミリタリーをはじめ、ヴィンテージのセーターとロックンロールが大好きです。
ギター歴10年、編み物歴は5年になります。
このブログでもニットとロックを絡めた内容で書いていきたいと思っています。
宜しくお願いします!

スポンサードリンク

BLOG TOP