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こんにちは、赤石です。

「梨地」という柄がありますが、どんな柄を言うのかご存じでしょうか?
また、知っているという人は何を思い起こしますか?

「梨地」と検索してみると、

梨地とは梨の表面のようにザラザラした状態をいい、伝統工芸では織物や蒔絵の加工の一種である。

現在では金属やプラスチック等の表面の処理にシボ加工で梨地が広く使われている。

Wikipedia

と あります。

私も「梨地」というとちりめんのイメージでした。

なんとなく歴史を感じる柄。

小さいときに持っていたお手玉みたいで懐かしい感じもします。

むしろ梨地ではなく、ちりめんという方が知っている人が多いのではないでしょうか。

さて、そんな梨地ですがニットでも表現することができます。

方法は大きく2つあり、今回はそれぞれの特徴とおすすめのポイントを解説します。

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デニット糸を使って表現する

デニット糸は、特殊な作り方をした糸で、糸自体がちりちりと縮れた形状をしています。

糸自体が縮れているため、天竺を編んだだけで編地がちりちりとし、梨地柄を表現することができます。

リンクス柄で表現する

リンクス柄とは、天竺の表目と裏目の組み合わせの柄のことを言います。

表目と裏目をランダムな配置で編むことで、小さな凹凸感を出し、梨地を表現します。

デニット糸とリンクス柄で作った梨地の違いとおすすめポイント

違いとポイントは2つあります。

違いとポイント1 見た目

ひとつは、単純な見た目。

デニット糸は糸自体がちりちりしているので、その柄自体が細かく出てきます。凹凸感も控えめで、繊細さが際立ちます。

一方リンクス柄は、編み目の1目1目を使って柄を作るので、柄が少し大振りになり、立体感も強く出ます。

もう一度写真を比べてみます。

左がデニット糸、右がリンクス柄です。

微妙な差でも少しカジュアルになったり、デザインによって最適なものが変わります。

違いとポイント2 組織の制限

ふたつめは、編み出しや付属の組織に制限が出ること。

一方リンクス柄は、編地で柄を作っているため、柄の雰囲気を保ったまま袋編み出しやほかの組織を作ることができません。

そのため、組織によっては裾や衿ぐりの見た目にギャップが出る可能性があります。

ただしそれをデザインとして使うのもおすすめ。

天竺袋の編み出しとリンクス柄

写真のように、組織を変えることでメリハリのついた編地を作ることができます。

まとめ

ニット作る梨地柄について解説しました。

主な方法はデニット糸を使うことと、リンクス柄で表現すること。

縮れた見た目が新鮮に感じてもらえたのではないでしょうか?

歴史は繰り返すといいますが、定期的に流行っているそうです。

デニット糸はカラーカードで展開しています。

サンプルもあるので、興味のある方は是非お問い合わせください。

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