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さてみなさま 先日二度目の緊急事態宣言が発令され、この先どのようになっていくのか?全く分からない状況ですが、如何お過ごしでしょうか?

私はコロナ禍の中、出来る感染対策を徹底し、自分の事は自分で守る意識を持ち続けます!

冒頭からショッキングな写真で失礼します。

さてこの度のブログは最近、世界各国で叫ばれていますサスティナビリティについて国内の業界について調べてみました。

サスティナビリティとは?

よく耳にするサスティナビリティとは?日本語に訳すと持続可能性と訳されます。
持続可能性とは、人間活動、特に文明の利器を用いた活動が、将来にわたって持続できるかどうかを表す概念であると明記されています。

具体的には
水産資源持続可能性(以下に減らさずに最大の漁獲量を確保出来るか?)

化石燃料に代わる代替エネルギーの持続可能性(化石燃料はやがて枯渇する)

廃棄物処理の持続可能性(ごみの埋め立て地はやがて埋まってしまう) などです。

他色々ありますが省略いたします。

アパレル業界の廃棄問題

アパレル業界では最近、世界的に有名なバーバリー42億円(上代)もの服や香水を燃やして捨てていた(2018年)事実が発覚し、H&Mでも毎年12万トンの商品を廃棄している事が世界を驚愕させました。
慌てて廃棄処分を辞め、再利用や寄付に回すと発表しましたが、環境保護団体などから非難を浴びブランドのイメージを損ないました。
我々アパレル業界の商品は綿や羊毛のような農畜産物、または石油化学製品などから作られています。
その資源を廃棄、焼却を行う事がサスティナビリティの資源を守る事に反し、二酸化炭素の発生という悪循環となっているのです。

では一体どれくらいのアパレル商品が廃棄されているのでしょうか?(以下はコロナ禍前のデータです)

衣服の需給バランス

 

こちらの表を初めて見てビックリしました。
2017年度で供給28億枚に対して消費量が13億枚となっています。(正規価格、セール、アウトレット含む)
半分以上が余剰在庫として処分されているんです!
ここで言う処分とは処分業者に転売され、ブランドイメージを守る為に輸出される物、国内の様々な処分品販売ルートに乗るもの、焼却される物と色々です。

まだ1990年には供給と消費のバランスが取れていたようですが、約30年で半減してしまいました。
1990年とはバブルが弾け、大量生産のカジュアル衣料が台頭し、価格を抑える為に海外生産にシフトしていった時期に当て嵌まります。
海外生産でコストを抑える為にある程度のロットで生産する必要がある為に海外への大量発注が当たり前となり国内生産は年々縮小していきました。(衣料品の輸入比率は1990年52%ですが2017年は98%)

ファッション衣料のサスティナビリティについて主として消費者側から排出される中古衣料品を対象に考えている訳ですが、それを上回る規模の未使用品が生産側から出ている現状には我ながら(長年アパレル業界に身を置いている)ビックリし、ショックを受けました。

一時期にファストファッションという言葉をよく耳にしましたが、この大量生産、大量廃棄を前提としたビジネスモデルもしくみを変えざるを得ない(特に社会的に)世の中になってきていると言えるでしょう。

まとめ

今回は以上です!色々と考えさせられる内容でした。

現在はコロナ禍の最中ですが、今年後半にはコロナ明けの好景気が来ると私は思っています!

コロナ化をキッカケとして、業界自体の長年のアンバランスさが徐々に修正され、アパレル業界が再び脚光を浴びる事が出来る様に頑張りましょう!

ではまた!

画像引用元 https://www.bmc-tokyo.com/blog/knowledge/3635/

      https://east-wind2019.com/archives/343

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