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こんにちは。片野です。

22SS(春夏)のコレクションが揃い、みなさまにお見せできるようになりました。

今回はそんな新コレクションの中からプレーティングの技法を使った編地をいくつか作ったのでご紹介したいと思います。

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プレーティングとは?

別名、添え糸編み、くるみ編みともいいます。
プレーティング編みとは異なる糸を2本同時に編む技法で、表目側、裏目側で異なる糸があらわれます。
注意する点としては、裏糸が滲んで見えてしまうので、使用カラーに少々注意をはらう必要があります。

おすすめ編み地1. 同素材でボーダー柄

まず最初は同じ素材でプレーティングをした編み地です。

2/68 クフを表糸と裏糸に使用しています。

マルチボーダーとブラックのストライプが見える柄です。

編み地を少し伸ばしてみると、構造がよりわかりやすく見えます。

表側・・5色を1コース切替えのボーダー柄。

裏側・・黒のみ

ワイドリブに編むことで裏目のところは黒がストライプ状に見えます。

単調なボーダーではないところがポイントです。

おすすめ編み地2.異素材の組み合わせ

こちらの編み地はプレーティングで天竺編みをしたシンプルな構造です。

表側・・1/5.6 シルクスカイ

裏側・・1/6.2 ピマソフトブークレ

表側はストレートな素材、裏側に形状のあるブークレ糸をプレーティングすることで、

表側にところどころブークレの糸がのぞく、面白い編み地になります。

編み地はシンプルな天竺編みなので、配色で遊ぶのも面白い編地です。

おすすめ編み地3. 異素材+リンクス柄

プレーティングは、リンクス柄を組み合わせた柄をつくるとより面白い見え方にになります。

リンクス柄とは、表目と裏目を組み合わせた柄のことで、代表的なものは「かのこ柄」です。

この写真の編み地も、白色の糸が表、黒色がの糸が裏にプレーティングをしているので、表目の部分は白色、裏目の部分は黒色の糸が手前に出る構造です。

表側・・1/10 クレアライト

裏側・・1/9.6 クレスタノット

編地の表側と裏側で色が反転しているのがわかりますね。

この編地も異素材の組み合わせにしたので、より表情のある柄になりました。

最後に

プレーティングはニットの中でもシンプルな技法ですが、異素材の組み合わせやリンクス柄を活用する事で、より複雑な柄が作れて奥の深さを感じます。

今回はそんなプレーティングのご紹介でした。

また、新しい編地ができましたらこちらでご紹介させていただきます。

それではまた。

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片野 恵土

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記事を書いた人

2017年に新卒で丸安毛糸に入社しました。
毎年イタリアのニット糸総合展『PITTI FILATI』に行っています。世界のニットトレンドを中心にニットの魅力を伝えられたら嬉しいです。好きなコトモノは手芸、北欧デザイン、海外旅行。
最近キャンプを始めました!外で飲むコーヒーは美味しいですね。

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