こんにちは。
突然ですが、ニット企画を考えるのってとっても難しいですよね。
私も5年間ニットの仕事をしておりますが、
知れば知るほど奥深いニットの世界に、まだまだ勉強の毎日です。
そんなトライ＆エラーな日々ですが、
これは可愛いサンプル・編地ができた！という嬉しい瞬間もあります。
そんな私たちが自身を持ってお勧めしたいサンプルを集め、
3月22日～25日 ファッションワールド東京 2021に出展致します！
こちらの展示会は合同展なので、
弊社の他にも、数多くのアパレルメーカーが出店されています。
もちろん！ニットの企画アイディアは、
丸安毛糸のブースにてご相談いただければ嬉しいですが…
1日で、たくさんのアイディア・情報収集の出来る機会になります。
・ニットの企画を考えたいけど、アイディアがなかなか出てこない！
・完成イメージはあるけど、ディテールをどうやって決めたら良いか分からない…
・サンプルを実際に手に取って、デザインを考えたい！
・ニットの生産面について、相談してみたい。
そんな方におすすめの展示会です。
アポイントなども必要ございませんので、
是非お気軽にお越しいただければと思います。
ファッションワールドに向けて、新しいサンプルも作成しているのですが、
出来立てほやほやの一着を、少しだけご紹介させて下さい。
目次
おすすめ素材”Balloon”
弊社のパーフェクトストックでもある”Balloon”。
使用したことがある方も多いのではないでしょうか。
私もお気に入りの素材です。
バルキーアクリルを使用しているので、見た目よりも軽く仕上がりますし、
色展開が多いところも、嬉しいポイントです。
番手の種類も豊富なので使い勝手も良い素材です。
先日のこちらの記事でもご紹介したのですが、
そんなBalloonが、さらに使いやすくなりました！
中国生産でBalloonを使用する場合、
これまでは糸を輸出する必要がありました。
しかしこの度、生地糸（RW）を中国の協力工場様で
ストックしていただけることになったのです。
ざっくりニット企画
今回はBalloonの中でもミドル～ローゲージ向けの2番手を使用しました。
サンプルの前に作成していた、試編みを見ながら、
サンプルのディテールを決めていきます。
バルーンは糸の形状が丸く、バルキーアクリルの膨らみがあるので、
今っぽいざっくりニットにぴったりの素材だと思います。
可愛いワッフル柄ですが、甘くなりすぎないよう
シンプルなボックスシルエットにしてみます。
身幅が大きく厚手の編地なので、着丈は短めにしてバランスを取ります。
太い番手の方は、ワッフルがらのボリュームが強すぎるので、
すっきりしてみえる裏側を、袖だけ表側に使用してみたいと思います！
ちょっとしたこだわりを仕様書に書き込んで、協力工場へと依頼します。
サンプル完成！
サンプルが上がって来たとき、袋を開けるときのわくわく感！
イメージ通りのサンプルが上がり嬉しいです！
2型とも5ゲージの機械で編んでいるのですが、
番手が違うだけで、雰囲気もだいぶ変わりました。
ネイビーのBalloon8は、程よい厚みと見た目よりも軽く、
中にシャツをレイヤードしてみても良さそう。
コートインでももたつかない使い勝手の良いニットになりました。
ホワイトのBalloon10は、主役級ニット！
袖の編地裏使いも、セミラグランが協調されています。
目付が重たくなってしまったのが反省点です…。
袖の編地をもう少し軽く仕上がる編地にすることで
改善ができないか？と検討しています。
展示会概要
今回ご紹介したサンプルはもちろん、
他にもたくさんの新作サンプルを準備しています。
ファッションワールド2021で、実際に手に取ってみていただけたら嬉しいです。
展示会の概要です。
展示会詳細→ファッションワールド東京 2021
リード エグジビション ジャパン（株）
【春展】2021年3月23日(火) ～ 25日(木)
東京ビッグサイト
ブースNO.7-28でお待ちしております。
こちらの記事でも展示会についてご案内していますので、ご覧ください。