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日中は初夏を思わせる気温も増え、花粉(スギ、ヒノキ(私の天敵))の季節も終わり、季節の移り変わりを感じる事が多くなってきましたが皆様は如何お過ごしでしょうか?

私はGW中に東京湾一周という計画でロードバイクで走ってきました。
天気も良く最高でしたが、緊急事態、まん延防止期間という事でコンビニのみの休憩、食事(イートインも座れずに外)で三日間合計330KMを走りました。

さて今回は皆さんになじみの深い、ポリウレタンという素材に焦点を当ててみます。
皆さんのお手持ちのニットにもポリウレタンの表示が入っているものが多くあると思います。

ポリウレタンの特徴、メリット

ポリウレタンは自然の物ではなく合成繊維です。
1950年代にアメリカで生産が始まり現在に至っています。
その特徴は5~7倍に伸びるという事で元の状態に戻る力も強く、非常に伸縮性の良い事が特徴です。

またスポンジ、断熱材の原料に使用されるほど、軽い事が特徴です。
皺にもなりづらいという特徴も持っています。

ニットには特に袖口、裾のリブの編み出しにプレーティングで非常に良く使用されています。
(こちらのブログで詳しく書いています)https://www.knitmag.jp/20246

見た目には分かりませんが、リブのテンションを強め、伸縮を助ける為に使用されます。(混率が100%の素材でもリブの編み出しにはポリウレタンが使用されている事が多いですが使用量が少ない為に表示されていない場合が多いです)その為にニットコートのダレを防ぐ目的で全体にプレーティングされる事も有ります。

ポリウレタンのデメリット

最も大きなデメリットは寿命が2~3年しかないという事です。
水分、大気、熱、紫外線の影響に弱い為に寿命が短いのです。
この寿命が短いというデメリットの為にポリウレタン100%の製品は珍しく、他の素材の補助として使用されることになります。
ポリウレタンコーティングの経時劣化

洗濯
洗濯で縮むことが多い為デリケート衣類用の洗剤を使用しドライコースを選ぶようにしましょう。洗濯ネットに入れる事も経時劣化を防ぐ効果が有ります。

脱水
脱水に時間が掛かるとポリウレタン製品は縮んでしまう事が有ります。脱水は短時間でする必要が有ります。

雨に濡れた時
衣類の接着にポリウレタンが使われる事があり、特にコートなどでは多くの部分に使われている事がありますが
水に弱い事から経時劣化を起こし、接着が剝がれてしまう事があります。また熱にも弱いので乾燥機は使わずに自然乾燥で水分を取る必要が有ります。

 

このようにポリウレタンは非常に便利でニットだと商品のダレ、伸びを抑える為に必要不可欠な素材です。
ただ半面デリケートな為に、扱いに気を使う必要があります。
皆さんも大切に扱い、少しでも長く着用できる様に扱って下さいね!

ではまた!

 

引用元 https://www.tokyo929.or.jp/column/life/1.php

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