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皆さん、こんにちは。井野です。

クリスマスも過ぎ、年末に差し掛かる時期になってきましたが、如何お過ごしでしょうか?コロナの影響はまだまだありますが、店頭は所々クリスマスムードを飾り、新年には年明けセールが始まるなど、小売店にとっては賑わいの増す時期ですね。そんな時期に、Patagoniaは、アメリカとカナダのオフィス、店舗、倉庫に至る全ての営業を12月25日から1月2日の期間、休みにすると発表したそうです。ブラックフライデーでDon’t Buy This Jacketと宣伝したりして、何かと話題になったPatagoniですが、今回はどんな意図があっての対応なのでしょうか?(https://www.forbes.com/sites/pamdanziger/2021/12/24/patagonia-closes-between-christmas-and-new-year-as-it-takes-a-human-centric-approach-to-business/?ss=retail&sh=7ad4c87f6fd2)

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Taking Care of Business is taking care of people (ビジネスを気遣うことは、人々を気遣うこと)

クリスマスや新年に店舗を閉めるという決断は、安易に出来ることでは無いということは、皆さんにも安易に想像出来ますよね?実際に、スポーツグッズのお店にとって、12月の週の売上は他の月と比べるて、60%以上売り上げが増加するそうです。また、衣服店の話に限っては、85%以上の売り上げになるそうです。そんな売り上げを獲得するチャンスにも関わらず、北米全土の店舗を閉める大きな理由は、カスタマーだけでなく、会社内の人々にも気に掛けて、きちんと従業員が休みを確保できるようにするためだそうです。多くの小売店は、カスタマーのことを最優先事項として気にしますが、Patagoniaはそれに留まりません、従業員が良い待遇で働き、正当に会社から評価されていることで、結果的に、会社やカスタマーに対して、その分の利益や結果、サービスを還元するという流れを作っているそうです

サスティナビリティーの意味の拡大

多くのブランドは、サスティナビリティーを狭い視野で解釈し、21世紀のビジネスにおいてどう落とし込むかということよりも、名誉の勲章のように利用することが多いです。Meaning Globalの創始者であるMartina Olbertは、次の様に語っています。”サスティナビリティーは、搾取の正反対に位置する言葉です。それは、人々、自然の資源、環境、アイディア、利益、報酬など、多岐に渡る意味においてもです。搾取の考え方は、20世紀から引き継がれているビジネスマインドによって引き起こされてしまっています。”

そのため、サスティナビリティーは、人間的なビジネス、つまり、正しいモラルの元に、株主、顧客、従業員、ビジネスパートナーの全員にとってのベストな利益とは何か?を考え、実行することになってきます。更に大きな意味合いで言えば、より良い世界にするためには何をしたら良いか?という考えに繋がります。例えば、Patagoniaでは自発的に売上の1%を”Earth Tax”として環境団体に寄付することで、リサイクルやリユース、リセールなどによる、より良い環境づくりに励んでいます。

We can’t go back(後戻りは出来ない時代)

こうした、人間的なビジネスは、まだまだ初期段階で、世の中に浸透していない一方、これから急速に発展していくだろうとも言われています。そういった点では、Patagoniaはかなり先を見据えたビジネスを行っています。従来のビジネスモデルでは、ブランドが既に作り上げた意味合いを商品を通して買い取るという形でしたが、これからのモデルは、人々が商品に意味合いを見出す手助けするという形にシフトしていくのではないでしょうか?

まとめ

今回紹介した記事は、Patagoniaが売上が見込めるクリスマスや新年に店を閉めることで、売上だけでなく従業員のことも配慮する、という例を切り口に、広い意味でのサスティナビリティーとは何か?これからのビジネスモデルはどうなっていくか?を問いかけている非常に興味深い内容でした。これからの時代に、何を考えてビジネスをしていくべきか、考えさせられる内容だったのではないでしょうか?面白い取り組みをしている会社や、アメリカでの市場の動向が分かる記事を見つけたら、引き続き紹介していきます!それでは、また!

記事を書いた人

井野芙月

アメリカの大学でファッションデザインを学んだ後にニューヨークで働いていました。皆さんとはまた違った、私自身の目線で情報を発信していけたら嬉しいです。

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