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こんにちは、佐野です!

またまた番手のお話を少ししてみようと思います。

前回までのブログも載せておきますので是非読んでみて下さい!

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番手から見る適正ゲージって??

さて、本日はちょっと発展系のお話をしてみようと思います。

お客様の会話の中で、よく“この番手は何ゲージが適正ですか?”というお話があがります。

ブログを読んで頂いている方々でも同じような疑問を持ったことがある方もいらっしゃることと思います。

これって実は簡単そうで難しい話なんですよね。

結論から申し上げますと、
作りたい編地によってゲージや本数取りは大きく異なります!!

この番手はこの本数取りでこのゲージで編まなければならない、というルールは存在しないんです。

例えば2/48でも、16Gで1本取り、14Gで1本取り、12Gで2本取り、、、等色々方法が取れますよね。

上記3つのパターンでも、それぞれ厚みや度目が異なり、どれがデザインに対してバランスが良いか、という落としどころを見つける作業になってくると思います。

とあるニッターさんからは以前、極端に言うと一つのゲージに対して編めない糸はなくて、どうやって編むかだけなんです、というお話を聞いたことがあります。

なるほどな~と思いました。

この辺ももう少し突き詰めたお話しすると面白いんですが、めちゃめちゃ長くなりそうなのでまたの機会にしますね、、

太番手の適正ゲージは??

本日会社のスタッフと話していて面白い気づきがありました。

1/2~1/3クラスの太番手は3Gしか編めないのか、5Gでも編めるのかいつも悩んでます、という相談をもらいました。

確かに!!!

番手だけみると何となく3Gじゃないとだめそう、、って感じがしますよね。

こういった場合は番手だけ見るのではなく、糸の形状にも是非着目してください。

ストレートの糸であれば、意外と5Gにもかかってしまうケースもありますが、

1/3~1/4でもモールやスラブヤーンやループヤーン、タムタムヤーンになっていたりして何かしらの形状がついている糸の場合は3Gでないと編めない、なんてこともあります。

もう少し踏み込みますと、弾力があるとか糸の伸び縮みがあるとかでも変わってきます。

さらに言えば、天竺は編めるけどゴム地は編めない、なんてことも良くあるお話ですし、
加えてニッターさんにより、度目の間隔や使用する番手に対しても独自のノウハウを持たれている工場さんも多くいらっしゃいます。
作りたいアイテムに対してどのような編み方が適正かとニッターさんと相談しながら進めて頂ければと思っております。

試してみないとわからない!というシーンも良くあり、ちょっと億劫な気もしてしまうかもしれませんが、
逆にこの糸がこのゲージでこの編み方ができるのか!?ということを検証しながら進めていくこともニットの面白さの大きな要素だと思っております。

是非是非色々チャレンジして頂きたいです。

次回以降でも番手とゲージのバランスを考える面白さをまとめられたらなと思っておりますので色々考えてみます!

それではまた。

記事の内容やニットに関することは、お気軽にお問い合わせください

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佐野 貢士

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記事を書いた人

ミリタリーをはじめ、ヴィンテージのセーターとロックンロールが大好きです。
ギター歴15年、編み物歴は10年になります。
このブログでもニットとロックを絡めた内容で書いていきたいと思っています。
宜しくお願いします!

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