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こんにちは。
”スパゲッティ”と聞いて何を想像しますか?
貿易とスパゲッティは一見全く関係なさそうでね。
ところが、貿易知識域に”スパゲッティ”という言葉があるのです。
今回は、周辺内でたまに出てくる”スパゲッティ”を挙げたいと思います。

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① 日本の初めてのEPA締結先国

日本が初めてEPA締結をした国は、シンガポールです。
シンガポールとの2国間で2002年11月に日シンガポール経済連携協定を発行しました。
2番目の国は2005年4月にメキシコと経済連携協定を発行。さらに対マレーシア、チリ、やタイと2国間を中心にEPA締結をしてきました。

② 2国間協定とサプライチェーンの弊害

EPAは協定ごとに規定が基本的に異なります。
複数の国にまたがっているサプライチェーンの場合、EPAを適用しようとすると協定ごとに違う規定に合わせる必要があり、手続きが煩雑になってしまいます。
2国間協定が中心だった日本は、世界の自由貿易拡大の波に遅れ感がありました。

③ 多国間協定へ積極的に

前述②の状況下、メガEPAと呼ばれる多国間EPAのTTP(2018年12月発行)やRCEP(2022年1月)を締結しています。これは1つのEPAで1つの規則で進められる事を意味します。

④ EPA とスパゲッティ

さて、冒頭のスパゲッティですが、貿易の中では”スパゲッティボウル現象”という用語があります。
2国間での協定が多く、それぞれの規則が対協定毎に存在して手続きが複雑な表現した言葉です。

例えば、

~フォークが日本で、絡まったスパゲッティが2国間EPA締結先が絡まっている状態~
なんとも上手い表現ですね。

⑤終わりに

現在、日本は20のEPAを締結しています。
実務的な面でさえも異なる部分があり、EPA実務もスパゲッティ麺のように複雑でなかなか手強いように感じてしまいました(笑)

では、また。

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