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皆さん、おはようございます。井野です。

最近日本では、海外のイベント文化が広がってきていますが、Black Fridayはその内の一つではないでしょうか?元々はアメリカのThanksgivingの翌日に行われる大規模なセールイベントで、多くの企業や小売店が大型商戦をかけて黒字を想起させることからBlack Fridayと呼ばれています。オンラインショッピングが普及してきた昨今では、月曜日にオンライン上でのセールを行うCyber Mondayも普及してきています。欧米ではこのBlack FridayとCyber Mondayで大きなお金が動く時期のため、経済的にもどのような動きがあるか毎年注目されます。今年もForbesがBlack FridayとCyber Mondayを切り口にした記事を特集していましたが、その中でもCyber Mondayのデータから、私は最近の消費者の傾向を垣間見ました。

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Cyber Mondayでのデータ

今回のCyber Mondayで採集したデータの中で、興味深かった結果をいくつかピックアップして紹介されていましたが、それが下記項目です。

・昨年と比較して、Cyber Mondayにおけるイラ立ちが24.7%増加

・Cyber Monday中に表示されるエラーメッセージが1.7%増加

・Dead Clicks(クリックしても何も起こらない現象)が前年比で1.9%増加

・Cyber Mondayだけでなく、Thanksgiving後の週末全体では、デジタルへのイラ立ちが16.3%増加、エラーメッセージが3.7%増加、Dead Clicksが2.6%増加

Black Fridayでは、開店前から並んで長蛇の列になるなど、店舗に赴いて買い物をするには、かなり気力がいることでも有名です。それを避けるため、オンラインでもっと簡単にセール品を買えるということでCyber Mondayが広がりましたが、今度はオンライン上でのエラーや集中アクセスによるサイトの動きの遅れによって、ストレスがかかりつつも、デジタルの沼にハマっている様子が伺えます。

ミレ二アル世代、Z世代のお金に対する価値観

更には、お金のデジタルな動きで言うと、アメリカの消費者の内25%はdoom spending(エコノミーに関するストレスが軽減されることにお金を消費すること)を行うと、Intuit Credit Karmaは発表しています。特に、この傾向はミレ二アル世代が43%、Z世代が35%と、上の世代よりもより顕著なデータが出ています。これは、それぞれの世代で多少の意味合いは違えど、その場で用意できるお金で支払うのではなく、クレジットなどを利用して支払いを後ほど行うことで、その場でのお金のストレスが軽減されることを好む傾向になるのではないかと思います。

まとめ

デジタル化や若い世代の価値観が市場でも無視できない観点になっていることは、世の中のニュースや流れを見ても薄々実感してきている昨今ですが、こうした日常のイベントの切り口からも見えてくるものがあるのは、より広がりを見せてきていることを実感しました。今の時代、目まぐるしく変化していく価値観や常識を全て追っていくのは難しくても、時代の変化を柔軟に感じていくことは大事なのではないかと思います。また新しい情報がありましたら、私自身の目線と意見も交えながら分かりやすく紹介出来ればと思います。それでは、また!

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井野芙月

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記事を書いた人

アメリカの大学でファッションデザインを学んだ後にニューヨークで働いていました。皆さんとはまた違った、私自身の目線で情報を発信していけたら嬉しいです。

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