
皆さんこんにちは。
11月に入り朝晩はかなり冷え込んで来ましたね~。そんな時に活用したいのがKnit(セーター)ですよね~!!
防寒は未だ暑くて必要ない!でも軽くて肌触りが優しくて温かいKnit(セーター)は着たい、羽織りたいって感じはしますよね!!!
今年もモヘア、カシミヤ、アルパカ、アンゴラ、ラクーンなど毛足の有るファーKnit(セーター)は大人気ですがそんな中
ついに新しいファーKnit(セーター)糸が開発されました。(すでに知っていらっしゃる方々もいると思います)
今回はそのファーKnit(セーター)糸を紹介したいと思います。
目次
素材名:SABRICH(セーブリッチ)
名前の由来は獣毛の王様と呼ばれるホカシミヤの毛と毛皮の貴婦人と呼ばれているセーブル(クロテン)の毛を使用しました。
そんな冬の二つの王様をブレンドして出来た糸がSABRICH(セーブリッチ)です。
混率:CASHMERE(カシミヤ)80% SABLE(セーブル)20%
SABLE(セーブル)とは?
SABLE(セーブル)=クロテンはミンクと同じイタチ科の動物で体調は50cm前後、尾長は15cm前後、体重は1~1.3kg位で、毛色は黒褐色、茶褐色、黄褐色でロシア、中国、朝鮮半島、ヨーロッパ東部に生息しています。
クロテンの毛皮は古くから高級毛皮として、日本では平安時代より皇族や貴族に愛用をされ「源氏物語」の「末摘花」にも記述があったそうです。
又、江戸時代にはアイヌを通して海外にも輸出されていた様です。
ヨーロッパではシベリア.カムチャッカ地方を中心にとれるクロテン(ロシアンセーブル)が最高級の品質を持った最も高価な毛皮として、帝政ロシアからヨーロッパ各地に流通されていました。
セーブル(クロテン)の毛の特徴
●刺し毛が非常に柔らかく、シルクの様な光沢としなやかさが有ります。
●綿毛が柔らかく密生している為保温性があります。
●刺し毛、綿毛ともに非常に軽いです。
●耐久性に優れています。
カシミヤとセーブルの違い
獣毛の王様と呼ばれるカシミヤの毛の細さは約14~15マイクロンです。毛皮の貴婦人と呼ばれているセーブルの毛の細さは約11マイクロンでカシミヤより細くて柔らかいのです。又、セーブルが何故毛皮として重宝されているのかと言いますとセーブルの毛の中には沢山の気泡が詰まっています。なのでセーブルの毛は軽くて、暖かい空気を保持しつつ湿気は放出する事が出来る優れものなんです!
このセーブル(クロテン)の毛を電子顕微鏡でみてみるといかに軽くて保温性が有るのかと言う事がよく判ります。
セーブルの黒い点々とした気泡がよくみえます。↓↓↓
2/16SABRICH(セーブリッチ)BOOK
CASHMERE(カシミヤ)80% SABLE(セーブル)20%
ニット製品(5Gケーブル柄)↓↓
2/6 SABRICH TWEED(セーブリッチツィード)
CASHMERE(カシミヤ)80% SABLE(セーブル)20%
SABRICH TWEED(セーブリッチツィード)はSABRICH(セーブリッチ)にネップを入れて糸に表情をくわえてツィードネップに仕上げています。ツィードネップは今や冬の手番となっていますよね。
1/2.6 SABRICH LILY(セーブリッチリリー)
SABRICH LILY(セーブリッチリリー)はSABRICH(セーブリッチ)をリリヤーンにしてします。
リリヤーンにする事でよりより多くの空気を含むので軽くてふっくらとします。
SABRICH(セーブリッチ)手編みのキット
60ろくまるという手芸ブランドでSABRICH(セーブリッチ)を使用した手編みのキットを取り扱っています。
SABRICH(セーブリッチ)の風合い自分の手で堪能してみて下さい!!
60ろくまるのサイトはこちらです>>>https://www.knitlabo/60rokumaru
まとめ
皆さん如何でしたか~!!
このセーブル(クロテン)Knit(セーター)は本当に軽くて暖かく、これからの季節には最高の素材だと思いま~す!!
店頭で見つけたら是非触ってみて寒い季節の王様原料のSABRICH(セーブリッチ)で身も心も温まって下さい。
ではまた~。