2020-21秋冬 オススメ編地紹介 強縮加工
- 加工
- 投稿日:
- 2019/10/16
- (更新日:2020/7/12)
こんにちは、大久保です。
2020-21秋冬企画が進行中の皆様へ、好評の編地をご紹介します。
アレンジ方法もご紹介しますのでアイディアをふくらませるきかっけになれば嬉しいです。
軽い!!柔らかい!!!強縮加工の新しい編地のご紹介。
強縮の編地が好評ですが、2020-21秋冬はベビーアルパカの糸で強縮加工をやってみました。
”MALIA BOUCLE/マリアブークレ”という 1/8 ベビーアルパカの紡績ブークレと
”BOND/ボンド” 2/48の未防縮の柔らかいウール100%の梳毛糸をプレーティングして強縮加工を施しました。
※未防縮ウールでないと強縮加工ができません。
【MALIA BOUCLE/マリアブークレ 1/8】
【BOND/ボンド 2/48】
この編地の特徴は、ベビーアルパカの風合いの柔らかな点と軽さはそのままにプレーティングした梳毛糸によって とても軽く 柔らかな強縮のテキスタイルが表現されています。
アウターにも使用できる厚みが有りつつも軽く柔らかい編地に仕上がりました。
既に海外や早い企画ご御覧頂いた方にも大変評価でした。
編地の作成 ポイント!
また、この編地の隠れたテクニックとして このベビーアルパカの”マリアブークレ”という糸のみでもウールが16%入っているので強縮加工が実は可能です。
ですがウールの比率が16%と少ない為、浴比やちょっとした加工条件によって風合い等にバラつきが出て 中々加工のレシピが安定しないという問題があります。
そこに縮みの作用を手伝ってくれる梳毛を編み加えることで加工のレシピの再現性も安定するというテクニックがこの編地には含まれています。
またこの編地大変好評だったことも有り、本展示会ではブークレではなくタム糸の”MALIA・マリア” 1/15.6
毛足の有るヘアリーな糸も 同様に”BOND/ボンド”プレーティングして強縮した編地も新たに追加でご用意しています。
アレンジ方法!
●ウールのみの強縮加工ではなく、アルパカやモヘアがはいった糸を使用するとヘアリーさがプラスされます。
モヘアは光沢のあるヘアリーさが増します。アルパカならヌメリのある柔らかさとヘアリーさが増します。
●形状のある素材 ブークレーヤーン・スラブヤーンなどを組み合わせると形状感が加わり、よりオリジナルのファブリックになります。
●色の組み合わせを考えても面白そうです。今回は、Lグレーのブークレヤーンにベージュの梳毛を組み合わせているので、Lグレー単体では表現できない深みのある色になっています。
この編地がみれる展示会を開催中です。
2020-21秋冬の展示会は10月16日~17日(丸安毛糸㈱本社)にて。
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展示会に来れない方も個別にプレゼンしておりますので、お気軽にご相談下さい。